日本新聞: 地震気象庁「今後1週間程度最大震度6弱程度の地震に注意を」

地震じしん気象庁きしょうちょう「今後こんご1週間しゅうかん程度ていど最大さいだい震度しんど6弱じゃく程度ていどの地震じしんに注意ちゅういを」

Jun 19, 2022 17:06 1

Furigana

今回こんかいの地震じしんについて、気象庁きしょうちょうの鎌谷かまや紀子のりこ地震じしん津波つなみ監視かんし課長かちょうは午後ごご5時じ5分ふんから記者きしゃ会見かいけんを開ひらき「揺ゆれの強つよかった地域ちいきでは、家屋かおくの倒壊とうかいや土砂どしゃ災害さいがいなどの危険きけん性せいが高たかまっている。今後こんごの地震じしん活動かつどうや雨あめの状況じょうきょうに十分じゅうぶん注意ちゅういしてほしい。やむをえない事情じじょうがないかぎり、危険きけんな場所ばしょに立ち入たちいらないなど身みの安全あんぜんを図はかるよう心こころがけてほしい」と呼よびかけました。

そのうえで「揺ゆれの強つよかった地域ちいきでは今後こんご、1週間しゅうかん程度ていど、最大さいだいで震度しんど6弱じゃく程度ていどの揺ゆれを起おこす地震じしんに注意ちゅういしてほしい。この地域ちいきでは1年ねん以上いじょう、地震じしん活動かつどうが続つづいていて、当面とうめん継続けいぞくすると考かんがえられるので引き続ひきつづき注意ちゅういしてほしい」と述のべました。

2020年ねんごろからの地震じしん活動かつどうの中なかでは最大さいだい規模きぼか

鎌谷かまや紀子のりこ地震じしん津波つなみ監視かんし課長かちょうは「石川いしかわ県けん能登のと地方ちほうはこれまでもマグニチュード6クラスや5クラスの地震じしんがときどき発生はっせいする場所ばしょで、2007年ねんには能登のと半島はんとう地震じしんが起おきている。最近さいきんでは2020年ねん12月つきごろから地震じしん活動かつどうが活発かっぱつとなっている。活動かつどうは主おもに4つの領域りょういきに分わかれていて今回こんかいの地震じしんは北東ほくとう側がわの領域りょういきで起おきたが、地震じしんによる津波つなみは発生はっせいしていない。1年ねん以上いじょう続つづく一連いちれんの活動かつどうの中なかでは今回こんかいは最大さいだい規模きぼのものが起おきたと考かんがえているが、特段とくだん、変かわったことが起おきたとは考かんがえていない」と述のべました。

夜間やかんは安全あんぜんな場所ばしょで土砂どしゃ災害さいがいにも注意ちゅういを

鎌谷かまや紀子のりこ地震じしん津波つなみ監視かんし課長かちょうは記者きしゃ会見かいけんで「大おおきな地震じしん活動かつどうの後のちには、同おなじ規模きぼか、やや大おおきい地震じしんが続つづく場合ばあいがあり、夜よるの間まは物ものが落おちてきたり倒たおれてきたりしない場所ばしょで過すごしてほしい」と述のべました。

また、気象きしょうの担当たんとう者しゃは強つよい揺ゆれのあとには土砂どしゃ災害さいがいの発生はっせいするおそれが高たかまることなどを念頭ねんとうに「19日にち夜よるから20日にちにかけての石川いしかわ県けんは曇くもりや晴はれで、山やま沿ぞいを中心ちゅうしんににわか雨にわかあめがあるかもしれないが大おおきくは崩くずれないと予想よそうされている。6月つき23日にちごろからは曇くもりや雨あめが予想よそうされ、その後そのご、雨量うりょうが多おおくなるおそれがあり、天気てんきのよいうちに備そなえを進すすめてほしい。崖がけの近ちかくに住すんでいる人ひとはハザードマップや避難ひなん経路けいろなどの確認かくにんをしてほしい」