日本新闻: 藤井聡太八冠「竜王」防衛 “盤上に没頭その感覚を大事に”

藤井ふじい聡さとし太たい八はち冠かん「竜王りゅうおう」防衛ぼうえい “盤上ばんじょうに没頭ぼっとうその感覚かんかくを大事だいじに”

Nov 12, 2023 11:11

Furigana

将棋しょうぎ界かい初はつの八はち大だいタイトル独占どくせん達成たっせい後ご、最初さいしょの防衛ぼうえい戦せんとなった「竜王りゅうおう戦せん」を制せいした藤井ふじい聡さとし太たい八はち冠かん（21）が記者きしゃ会見かいけんし「タイトルに挑戦ちょうせんして結果けっかを残のこせたのは大おおきなことだった。経験けいけんの少すくない将棋しょうぎにうまく対応たいおうしていけるかがこれから1つのテーマになる」とこの1年ねんのタイトル戦せんを振り返ふりかえりました。

藤井ふじい八はち冠かんは、北海道ほっかいどう小樽おたる市しで行おこなわれた「竜王りゅうおう戦せん」七なな番ばん勝負しょうぶの第だい4局きょくで伊藤いとう匠たくみ七なな段だん（21）に勝利しょうりし、将棋しょうぎ界かい初はつの八はち大だいタイトル独占どくせん達成たっせい後ご、最初さいしょの防衛ぼうえい戦せんを3連覇れんぱで制せいしました。

一夜いちや明あけた12日にち、藤井ふじい八はち冠かんは記者きしゃ会見かいけんで「盤上ばんじょう没我ぼつが」と揮きごうした色紙いろがみを掲かかげ「盤上ばんじょうに没頭ぼっとうして集中しゅうちゅうして考かんがえるということです。対局たいきょく中ちゅう、常つねにそういう状態じょうたいになれるわけではないですが、今回こんかいのシリーズではそういう感覚かんかくになるところもあったと感かんじたので、その感覚かんかくを大事だいじにしていけたら」と心境しんきょうを語かたりました。

ことし新あらたに3つのタイトルを獲得かくとくした藤井ふじい八はち冠かんは、年内ねんないのタイトル戦せんをすべて終おえ、来年らいねん1月つき以降いこう、「王将おうしょう戦せん」などの防衛ぼうえい戦せんに臨のぞみます。

このことについて「タイトルに挑戦ちょうせんする機会きかいを作つくり、結果けっかを残のこせたのは大おおきなことだったと思おもいます。去年きょねんよりも比較的ひかくてき早はやい段階だんかいで定跡じょうせきから外はずれる将棋しょうぎが多おおかったので、経験けいけんの少すくない将棋しょうぎにうまく対応たいおうしていけるかがこれから1つの大おおきなテーマになると感かんじました。序盤じょばん以降いこうの急所きゅうしょをつかんで指さしこなす力ちからをまずは高たかめていければと考かんがえています」と話はなしていました。