サッカーJ2のブラウブリッツ秋田は、12日、ホームの秋田市のスタジアムで徳島ヴォルティスを相手に今シーズン最後の試合に臨みました。これにあわせて、スタジアムの前では、急きょ、愛媛県宇和島市のかまぼこ店から取り寄せたじゃこ天300個が販売されました。
じゃこ天をはじめとする四国地方の料理について、先月、秋田県の佐竹知事が講演の中で「貧乏くさい」などと述べて問題となり、佐竹知事はその後、謝罪した上で、四国と合同の物産展を開催し、それぞれの特産品をPRするとしています。
取り寄せられたじゃこ天は、多くのサポーターが買い求め、販売開始からわずか1時間ほどで売り切れとなりました。
じゃこ天を購入した秋田県由利本荘市の男性は「ファンクラブからのお知らせで、じゃこ天が売られているのを知りました。四国の方には『すみません』という思いしかありません」と話していました。
一方、試合は冷たい雨が降る中で接戦となり、1対1の引き分けで決着しました。