ミステリー
小説の
一大ジャンルとして
人気を
集めている「
新本格ミステリ」が
日本で
誕生して
30年になるのを
記念して、
綾辻行人さんら
3人の
作家がトークショーを
行い、
30年の
歴史や
作品の
魅力について
語りました。「
新本格ミステリ」は、昭和62年に
出版された
綾辻行人さんのデビュー
作「
十角館の殺人」から
始まったミステリー
小説のジャンルで、
絶海の
孤島や
雪山の
山荘などで
起こる
殺人事件を
探偵が
論理的に
解決していくことなどが
特徴です。
このジャンルが誕生して今月で30年になるのに合わせて6日夜、東京・日本橋の劇場で記念イベントが開かれ、綾辻さんと京極夏彦さん、それに辻村深月さんの人気作家3人がトークショーを行いました。
この中で3人は、この30年を振り返るとともに、さまざまな作品の魅力について語り、京極さんは「『十角館』が出たから、たくさんのミステリーが出ている今の状況があると思います」などと話していました。
講談社によりますと、「十角館の殺人」は海外も含めた発行部数が累計で110万部を超えているということで、綾辻さんは集まった報道陣の取材に対し、「30年前はまさか海外で読まれることになるなんて思ってもいなかった。今も読まれ続けていることは本当にうれしいです。新作も書きたいと思います」と話していました。