日本新聞: 長期金利約５か月ぶり-0.2％まで低下感染拡大の影響

長期ちょうき金利きんり約やく５ごか月かげつぶり-0.2％まで低下ていか感染かんせん拡大かくだいの影響えいきょう

Mar 9, 2020 10:03

Furigana

新型しんがたコロナウイルスの感染かんせん拡大かくだいで世界せかい的てきに株かぶ安やすが進すすむ中なか、比較的ひかくてき安全あんぜんな資産しさんとされる日本にっぽんの国債こくさいが買かわれ、長期ちょうき金利きんりはおよそ５ごか月かげつぶりにマイナス0.2％にまで低下ていかしました。債券さいけん市場しじょうでは新型しんがたコロナウイルスの感染かんせん拡大かくだいで世界せかい的てきに株価かぶかの下落げらくが続つづいていることなどから、比較的ひかくてき安全あんぜんな資産しさんとされる日本にっぽんの国債こくさいを買かう動うごきが広ひろがりました。

国債こくさいは買い手かいてが増ふえて価格かかくが上あがると、利回りまわりが低下ていかする関係かんけいにあります。この結果けっか、長期ちょうき金利きんりの代表だいひょう的てきな指標しひょうとされる満期まんきまでの期間きかんが10年ねんの国債こくさいの利回りまわりは、マイナス0.2％にまで低下ていかしました。

長期ちょうき金利きんりがマイナス0.2％台だいになったのは米べい中ちゅう貿易ぼうえき摩擦まさつの懸念けねんが一段いちだんと高たかまった去年きょねん10月つき以来いらい、およそ５ごか月かげつぶりとなります。

市場しじょう関係かんけい者しゃは「世界せかい的てきな株かぶ安やすに加くわえて、ＯＰＥＣおぺっく＝石油せきゆ輸出ゆしゅつ国こく機構きこうとロシアなどとの原油げんゆ減産げんさんの協議きょうぎが決裂けつれつしたことで国際こくさい的てきな原油げんゆ価格かかくも急落きゅうらくし、市場しじょうはダブルショックの様相ようそうだ。きょうは株かぶ安やすも続つづいていて、金利きんりがどこまで下さがるのか注意ちゅういが必要ひつようだ」と話はなしています。