일본어 뉴스: 新型コロナ「エアロゾル」で３時間生存米研究グループが発表

新型しんがたコロナ「エアロゾル」で３さん時間じかん生存せいぞん米べい研究けんきゅうグループが発表はっぴょう

Mar 18, 2020 09:03

Furigana

ＮＩＨえぬあいえいち＝アメリカ国立こくりつ衛生えいせい研究所けんきゅうじょなどの研究けんきゅうグループは、新型しんがたコロナウイルスについて、霧きりのように空気くうき中ちゅうに漂ただよういわゆる「エアロゾル」という状態じょうたいでも、３さん時間じかん以上いじょう生存せいぞんできるとする論文ろんぶんをアメリカの医学いがく雑誌ざっしに発表はっぴょうしました。ＮＩＨえぬあいえいちやＣＤＣし-でぃ-し-＝アメリカ疾病しっぺい対策たいさくセンターなどの研究けんきゅうグループは、新型しんがたコロナウイルスについて、空気くうき中ちゅうや物質ぶっしつの表面ひょうめんなどでの生存せいぞん期間きかんを調しらべた論文ろんぶんを17日にち、アメリカの医学いがく雑誌ざっし「ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディシン」に発表はっぴょうしました。

それによりますと液体えきたいを噴霧ふんむする装置そうちを使つかって、ウイルスが含ふくまれた液体えきたいの粒つぶを５ごマイクロメートル以下いかの、いわゆる「エアロゾル」という状態じょうたいにした場合ばあい、３さん時間じかんが過すぎてもウイルスは生存せいぞんしていました。

普通ふつうのせきやくしゃみで出でる飛沫しぶきのほとんどは粒つぶが大おおきいためすぐに地面じめんに落おちますが、より小ちいさい粒子りゅうしは長時間ちょうじかん、空気くうき中ちゅうに漂ただよいます。

こうした小ちいさい粒子りゅうしでもウイルスが一定いっていの時間じかん、生存せいぞんできることが確認かくにんされたことから、研究けんきゅうグループでは「『エアロゾル』による感染かんせんが起おこりうる」と結論けつろんづけています。

ＣＤＣし-でぃ-し-は、エアロゾルが発生はっせいしやすい医療いりょう現場げんばで働はたらく人ひとなどに対にたいし、専用せんようのマスクを着用ちゃくようするなどしたうえで新型しんがたコロナウイルスの感染かんせん者しゃに対応たいおうするようガイドラインに明記めいきするなど、厳重げんじゅうな対策たいさくを求もとめています。

“プラスチック表面ひょうめんでは72時間じかん生存せいぞん”

研究けんきゅうグループはこのほか、プラスチックや金属きんぞく、紙かみなどの表面ひょうめんでのウイルスの生存せいぞん期間きかんも調しらべました。

それによりますと、銅どうの表面ひょうめんでは４よん時間じかん、ボール紙ぼ-るがみの表面ひょうめんでは24時間じかんたつと生存せいぞんしているウイルスは検出けんしゅつできませんでしたが、ステンレスでは48時間じかん、プラスチックの表面ひょうめんでは72時間じかんにわたり、ウイルスが大幅おおはばに減少げんしょうしながらも生存せいぞんすることが確認かくにんされたということです。