北朝鮮が、21
日に
発射した
短距離弾道ミサイルとみられる
飛しょう
体について、
去年8月に
発射したミサイルと
同じ種類だという
見方が
出ていて、
北朝鮮としては、さまざまな
種類の
発射を
行うことで
攻撃能力の
高さを
誇示するねらいも
あるとみられます。
北朝鮮は、21日、北西部のピョンアン(平安)北道から短距離弾道ミサイルとみられる飛しょう体2発を発射し、これについて、22日付けの朝鮮労働党機関紙、「労働新聞」は、キム・ジョンウン(金正恩)委員長の立ち会いのもと、戦術誘導兵器の発射実験を行ったと伝えました。
公開された写真から、北朝鮮が去年8月10日と16日に発射したミサイルと同じ種類だという見方が出ています。
これは、アメリカが保有する「ATACMS」というミサイルに類似していると指摘されています。
去年は、2発の発射の間隔が15分程度ありましたが、21日は、およそ5分となっていて、時間が短縮されています。
また、飛しょう体は、変則的な軌道を描いていたということで、韓国軍はアメリカ軍とともに、飛しょう体の種類など詳しい分析を進めています。
北朝鮮による今月2日と9日の発射については、去年後半に、発射を繰り返した「超大型ロケット砲」とする短距離弾道ミサイルとみられており、北朝鮮としては、さまざまな種類の発射を行うことで、攻撃能力の高さを誇示するねらいもあるとみられます。