29日朝、
鳥取県の
米子空港で、
山林火災の
消火活動に
向かっていた
陸上自衛隊の
ヘリコプターが
緊急着陸し、
滑走路が
およそ3時間にわたって
閉鎖されました。
けが人はなく、
自衛隊が
原因を
調べています。
29日午前8時すぎ、
米子空港で
山口県にある
陸上自衛隊防府分屯地に
所属する
ヘリコプターが
緊急着陸しました。
陸上自衛隊によりますと、緊急着陸したのはUH1・多用途ヘリコプターで、島根県隠岐の島町で起きた山林火災の消火活動に向かっていたところ、機器の不具合を示す操縦席の警告灯が点灯したため、滑走路脇の草地に緊急着陸したということです。
ヘリコプターには隊員4人が乗っていて、けがはないということです。
このため米子空港は滑走路を閉鎖しましたが、これまでに機体の移動が終わり、およそ3時間後の午前11時半すぎ閉鎖を解除しました。この影響で羽田空港への出発便と到着便の合わせて2便が欠航しました。
自衛隊が緊急着陸したいきさつや不具合の原因を調べています。
防衛相「心からおわびしたい」
小野寺防衛大臣は防衛省で記者団に対し、「油圧系統のトラブルを示す警告灯が点灯したため緊急着陸した。防衛省・自衛隊としては、航空機の安全な運航に万全を期していくとともに、緊急着陸によって民航機を含めて影響が出たことに心からおわびを申し上げたい」と述べました。