テニスの
錦織圭選手が
四大大会に
次ぐ
格付けのマスターズモンテカルロ
大会の
準々決勝で、
世界ランキング
3位のマリン・チリッチ
選手に
競り勝ち、マスターズの
大会では
2シーズンぶりに
準決勝に
進みました。
右手首のけがから
復帰し、
4戦目のツアー
大会と
なる錦織選手は、
来月下旬に
開幕する
四大大会、
全仏オープンを
見据えたクレー
コートの
今シーズン初戦として、フランス
南部のモナコとの
国境付近で
開かれている
四大大会に
次ぐ格付けの
この大会に
出場しています。
世界ランキング36位の錦織選手は20日、準々決勝で2014年全米オープンの決勝で敗れた世界3位、クロアチアのチリッチ選手と対戦しました。
錦織選手は第1セット、正確なストロークで主導権を握り、相手のサービスゲームを先にブレークし、6ー4で取りましたが、第2セットはチリッチ選手が攻撃的なプレーを見せ、6ー7で奪われました。
最終の第3セットは錦織選手が痛めている右手首を気にしながらも粘りを発揮して6ー3で奪い、3時間に迫る熱戦をセットカウント2対1で制し、準決勝に進みました。
錦織選手がマスターズの大会で準決勝に進むのは、おととし7月に準優勝を果たしたカナダでのトロント大会以来、2シーズンぶりとなります。
錦織「だいぶ調子上がっている」
錦織圭選手は試合後のインタビューで、「長い試合だったので集中するのが大変だったが、第3セットは最後、集中できていい終わり方だった。どの試合もよいレベルでプレーできていて、まだまだ直すところはあるが、だいぶ調子が上がっている」と話していました。
一方、1回戦でマッサージを受け、この日も痛がるそぶりを見せた右手首の状態について「よくはないが、プレーできるくらいではある。体調を戻して、次の試合に臨みたい」と話していました。