日本新闻: 二刀流大谷鮮烈デビューの１か月当初の予想を覆す活躍

二刀流にとうりゅう大谷おおや鮮烈せんれつデビューの１いちか月かげつ当初とうしょの予想よそうを覆くつがえす活躍かつやく

Apr 30, 2018 04:04

Furigana

大リーグだいり-ぐで投打とうだの二刀流にとうりゅうでプレーするエンジェルスの大谷おおや翔しょう平ひら選手せんしゅがデビューしてから、日本にっぽん時間じかんの３さん０ぜろ日にちで１いちか月かげつがたちます。大谷おおや選手せんしゅはこの間このかん、ピッチャーしては２に勝しょう、バッターとしてはホームラン４よん本ほんを打うつなど、当初とうしょの予想よそうを覆くつがえす活躍かつやくを見みせて、アメリカでも注目ちゅうもく度どが高たかまる一方いっぽうです。大谷おおや選手せんしゅは先月せんげつ２に９きゅう日にち、日本にっぽん時間じかん３さん０ぜろ日にちのアスレティックスとの開幕かいまく戦せんで指名しめい打者だしゃとして先発せんぱつ出場しゅつじょうし、大リーグだいり-ぐデビューを果はたしました。

それから１いちか月かげつ、大谷おおや選手せんしゅは２に８はち日にちまでにバッターで１いち２に試合しあいに出場しゅつじょうし、打率だりつ３さん割わり４よん分ふん１いち厘りん、ホームランが３さん試合しあい連続れんぞくを含ふくむ４よん本ほん、１いち２に打点だてんの好こう成績せいせきを残のこしました。

ピッチャーとしては４よん試合しあいに登板とうばんして２に勝しょう１いち敗はいで、８はち日にちのアスレティックス戦せんでは、７なな回かいをヒット１いち本ほん・無む失点しってんで三振さんしん１いち２に個こを奪うばい、６ろく回かいまで１いち人にんもランナーを出ださないピッチングで圧倒あっとうしました。

この１いちか月かげつ、大谷おおや選手せんしゅは投打とうだの二刀流にとうりゅうで上々じょうじょうの滑り出すべりだしを見みせましたが、ベーブ・ルースとも比較ひかくされるこの活躍かつやくを誰だれもが予測よそくできたわけではありませんでした。

シーズン開幕かいまく前まえのキャンプで大谷おおや選手せんしゅはピッチャーとして登板とうばんしたオープン戦せん２に試合しあいの防御ぼうぎょ率りつは２に７なな．０ぜろ０ぜろ、バッターとしては、３さん２に打数だすう４よん安打あんだの打率だりつ１いち割わり２に分ふん５ご厘りんで、ホームランなどの長打ちょうだはなく投打とうだともに苦くるしみました。

他た球団きゅうだんのスカウトの中なかには、大リーグだいり-ぐのレベルには及およばずマイナーリーグから経験けいけんを積つむべきだとか、ピッチャーで投なげるボールは棒ぼう球だまで、今いまのままでは通用つうようしない、さらにバッターとしては高校生こうこうせいのレベルに見みえるなど、厳きびしい見方みかたをする関係かんけい者しゃもいました。

大谷おおや選手せんしゅはこうした懐疑かいぎ的てきな声こえをよそに、開幕かいまく直前ちょくぜんまでみずからの調整ちょうせいを進すすめ、力強ちからづよく腕うでを振ふって球威きゅうい、球速きゅうそくのある速球そっきゅうと、高速こうそくのフォークボールと言いわれる決め球きめだまのコントロールを取り戻とりもどしました。

また、バッターとしてはアメリカのピッチャーの早はやいモーションに合あわせるために、右足みぎあしをあげるバッティングフォームからノーステップで打うつ方法ほうほうに変更へんこうしました。

大谷おおや選手せんしゅは、日本にっぽんのプロ野球やきゅうとはプレースタイルなどにさまざまな違ちがいがある大リーグだいり-ぐに適応てきおう力りょくを発揮はっきしてこの１いちか月かげつの間まにアメリカンリーグの週間しゅうかん最優秀さいゆうしゅう選手せんしゅにも選えらばれるなど、さまざまな記録きろくに名前なまえを刻きざみました。

アメリカのメディアや大リーグだいり-ぐの選手せんしゅの中なかからは、二刀流にとうりゅうで活躍かつやくする大谷おおや選手せんしゅが、アメリカの野球やきゅう界かいの概念がいねんに変化へんかをもたらす可能かのう性せいがあるという意見いけんが出で始はじめるなど、大谷おおや選手せんしゅへの注目ちゅうもく度どはアメリカでも高たかまる一方いっぽうで、日にち米べいで鮮烈せんれつな印象いんしょうを残のこした１いちか月かげつとなりました。