東京電力福島第一原発の
事故による
避難が
この春解除された
福島県飯舘村で、
8年ぶりと
なる運動会が
開かれ、
子どもたちの
元気な
声が
運動場に
響きました。
去年3月に
避難指示が
解除された
福島県飯舘村では、
この春、
小学校と
中学校、
それに
認定こども
園が
避難先の
仮設の
施設から
村に
戻り、
新しい建物で
一貫した
教育が
行われています。
19日はおよそ100人の子どもたちが参加して、村では8年ぶりとなる運動会が開かれました。
開会式は体育館で行われ、中学3年生の井上朱音さんが「みんなで協力して、飯舘の地に元気と笑顔を届けることを誓います」と宣誓しました。
その後、子どもたちはグラウンドに出て徒競走や綱引きなどを行い、元気いっぱいに体を動かしていました。
会場には地元に戻った多くの住民も集まり、踊りが始まると子どもたちや保護者と一緒に輪に加わっていました。
小学2年生の男の子は「広い場所でみんなで運動会ができるのが楽しい」と話していました。
60代の女性は「生まれ育った村で、孫が走っている姿を見るだけで感激して涙が出そうです」と話していました。