今回の
地震で
小学4年生の
女子児童がブロック
塀の
下敷きになって
死亡した
大阪 高槻市の
寿栄小学校で、
3年前に
防災の
専門家がブロック
塀の
危険性を
指摘していたことがわかりました。
専門家は「
守れた
はずの
命が
守れず
悔しい」と
話しています。
危険性を
指摘していたのは
防災アドバイザーとして
活動する
仙台市の
吉田亮一さんです。
吉田さんは3年前の11月、この小学校で「防災教室」を開催し、全校児童や教職員などに対して過去の地震で崩れたブロック塀の写真を見せながら危険性を指摘したということです。
この時に校長や教頭らに学校周辺の状況を説明した際にも今回、問題になっているプールのブロック塀について注意を促していたということです。
また、その1か月後にもブロック塀の危険性について資料をまとめ学校側にメールで送りましたが、学校側からは特に返事はなかったということです。
吉田さんは今回の被害について「自分は昭和53年の宮城県沖地震を経験し、多くのブロック塀が壊れて被害が出るのを見てきた。学校周辺はブロック塀が多くあり注意が必要だと感じたので指摘した。守れたはずの命を守ることができず悔しい」と話していました。