タイ
北部の
洞窟で
少年など13
人の
救出活動を
指揮している
責任者などは、
救出活動中のダイバー
1人が
死亡したと
発表しました。タイ
北部チェンライ
県の
国立公園に
ある洞窟で、
大量の
水に
阻まれて
動けなくなっている
少年など13
人の
救出活動を
指揮している
責任者や
海軍特殊部隊の
トップなどが
6日、
記者会見を
開きました。
そして救出活動にあたっていた38
歳のボランティアの
男性のダイバー
1人が
6日未明、
洞窟の
中で
呼吸困難に
陥り
死亡したと
発表しました。
このダイバーは、洞窟の奥へ空気ボンベを運んだあと、洞窟の入り口からおよそ1.5キロの地点にある拠点に戻る途中、呼吸困難に陥ったということです。ダイバーは、洞窟内の拠点で救命措置を受けたあと病院に搬送されましたが、現地時間の6日午前2時ごろ、死亡が確認されました。ダイバーは以前、海軍に所属していて、今回はボランティアとして救出活動に参加していました。
地元のサッカーチームに所属する少年12人とコーチの合わせて13人は、洞窟の入り口から5キロ奥で救出を待っています。救出方法については、少年1人につき2人のダイバーを補助につけ、水につかった場所は潜水して洞窟の外に出ることが検討されていますが、ダイバーの死亡は洞窟内の厳しい環境をうかがわせ、今後の救出活動にも影響するものとみられます。