ピョンチャンパラリンピック、スノーボードの
金メダリストで、
2年後の
東京大会の
出場を
目指している
成田緑夢選手が、
岩手県で
開かれたカヌースラロームの
大会に
初めて挑戦しました。
左ひざから
下に
障害が
ある成田選手は、ことし
3月のピョンチャンパラリンピック、スノーボードで
金メダルと
銅メダルを
獲得したあと、
現在は
東京オリンピックとパラリンピックの
両方を
目指すため、
新たな
競技を
探しています。
29日は岩手県奥州市で行われたカヌースラロームの大会に初めて出場しました。カヌースラロームは激しい流れの中に設けられた複数のゲートを順番に通過してタイムを競う競技で、成田選手は順位を競わないオープン参加で挑戦しました。
カヌーを始めて2週間ほどという成田選手は、ゲートを通過できない場面も見られましたが、パドルをうまく使いながら下っていき、ゴールを果たしていました。
成田選手は「想像以上の激しい流れで驚いています。ただ、カヌーという競技の感覚がつかめたので大満足です」と話しました。
そのうえで、出場を目指す競技について、「あと2年でやったことのない競技で出場を目指す難易度は高いが、どの競技が向いているのかを分析し、体験して決めたい」と話していました。