日本新聞: “人の流れ十分に減らず大型連休は家の中で過ごして” 厚労相

“人ひとの流ながれ十じゅう分ふんに減へらず大型おおがた連休れんきゅうは家いえの中なかで過すごして” 厚あつ労相ろうしょう

Apr 30, 2021 11:04

Furigana

新型しんがたコロナウイルス対策たいさくをめぐり、田村たむら厚生こうせい労働ろうどう大臣だいじんは、記者きしゃ会見かいけんで、去年きょねん4月つきの緊急きんきゅう事態じたい宣言せんげんの時ときと比くらべ、人ひとの流ながれが十分じゅうぶんに減へっていないと指摘してきし、大型おおがた連休れんきゅう中ちゅう、宣言せんげんの対象たいしょう地域ちいきなどでは、不要ふよう不急ふきゅうの外出がいしゅつを避さけ、家いえの中なかで過すごしてほしいと呼よびかけました。

この中なかで、田村たむら厚生こうせい労働ろうどう大臣だいじんは「全国ぜんこく的てきに感染かんせんが拡大かくだいしつつある状況じょうきょうだ。特とくに大阪おおさかは、まだ完全かんぜんに下降かこう局面きょくめんには入はいっておらず、今月こんげつ5日にちからの『まん延まんえん防止ぼうし等とう重点じゅうてん措置そち』の効果こうかが限定げんてい的てきだった」と指摘してきしました。

そのうえで「少すくなくとも去年きょねん4月つきの緊急きんきゅう事態じたい宣言せんげんの時ときと比くらべると、人ひと流りゅうは十分じゅうぶんに減へっていない。宣言せんげんを出だしても十分じゅうぶんに効果こうかがないとなれば大変たいへんなことだ」と述のべ、大型おおがた連休れんきゅう中ちゅう、宣言せんげんの対象たいしょう地域ちいきなどでは、不要ふよう不急ふきゅうの外出がいしゅつや県境けんきょうをまたぐ移動いどうを避さけ、家いえの中なかで過すごしてほしいと呼よびかけました。

一方いっぽう、東京とうきょうオリンピック・パラリンピックをめぐり、大会たいかい組織そしき委員いいん会かいが、日本にっぽん看護かんご協会きょうかいに500人にんの看護かんご師し確保かくほを依頼いらいしたことについて「いま稼働かどうしている看護かんご師しは限かぎられており、人材じんざいの引き合ひきあいにならないような対策たいさくを組くんでいく必要ひつようがある。コロナに対応たいおうする看護かんご師しは絶対ぜったいに確保かくほしたうえで、安全あんぜん安心あんしんな大会たいかいの開催かいさいをお願おねがいしたい」と述のべました。