Actualités japonaises: 明日米ロ首脳会談各国の専門家はどう見る？【詳しく】

アメリカの大統領だいとうりょうとロシアの大統領だいとうりょうは、日本にほん時間じかんの16日じゅうろくにちにウクライナ侵攻しんこうが始はじまって以降いこう初はじめてとなる対面たいめんでの首脳しゅのう会談かいだんを行おこないます。大統領だいとうりょうは14日じゅうよっか、会談かいだんの結果けっか次第しだいでウクライナのゼレンスキー大統領だいとうりょうも交まじえた2回にかい目めの会談かいだんを行おこないたいと強調きょうちょうし、停戦ていせんに向むけて一定いっていの進展しんてんを見みいだせるかが焦点しょうてんとなります。大統領だいとうりょうと大統領だいとうりょうの首脳しゅのう会談かいだんは15日じゅうごにち、アメリカ・アラスカ州しゅうの最大さいだい都市としアンカレジにあるアメリカ軍ぐんの基地きちで行おこなわれる予定よていです。対面たいめんでの米べいロ首脳しゅのう会談かいだんはおよそ3年さんねん半はんにわたるロシアによるウクライナ侵攻しんこう後ご、初はじめてで、ロシア側がわによりますと現地げんち時間じかんの15日じゅうごにち午前ごぜん11時半じゅういちじはんごろ、日本にほん時間じかんの16日じゅうろくにち午前ごぜん4時半よじはんごろから行おこなわれます。そして、2人ふたりだけで通訳つうやくを介かいして会談かいだんした後のちに、両国りょうこくの代表だいひょう団だんも加くわわるとしていて、終了しゅうりょう後ごには共同きょうどう会見かいけんも予定よていされているということです。会談かいだんに先立さきだつ14日じゅうよっか、大統領だいとうりょうはホワイトハウスで記者きしゃ団だんに対たいし「よい会談かいだんになると思おもうが、より重要じゅうようなのは2回にかい目めだ。大統領だいとうりょう、大統領だいとうりょう、もしかしたら、ヨーロッパの首脳しゅのうも加くわわる会談かいだんを行おこなうことになるかもしれない」と述のべました。その上うえで、「今回こんかい、成なし遂とげたいのは次つぎの会談かいだんをセットすることだ。うまくいかなければ、会談かいだんはすぐに終おわるだろうし、うまくいけば、近ちかい将来しょうらいに平和へいわを手てにすることになるだろう」とも述のべ、ウクライナも交まじえた次つぎの会談かいだんをすみやかに行おこないたいと強調きょうちょうし、そのような会談かいだんをアラスカで行おこなう可能かのう性せいにも言及げんきゅうしました。一方いっぽう、ロシア側がわは、大統領だいとうりょう府ふのウシャコフ補佐ほさ官かんが14日じゅうよっか、「ウクライナ危機ききの解決かいけつが中心ちゅうしんの議題ぎだいになるだろうが、平和へいわと安全あんぜんの確保かくほに関かんするより幅広はばひろい議論ぎろんも行おこなわれるだろう」と述のべた上うえで経済けいざいや貿易ぼうえきの分野ぶんやも含ふくめた2国にこく間かん関係かんけいについても議論ぎろんが行おこなわれるという認識にんしきを示しめしています。また、ロシア国営こくえいのタス通信つうしんは、大統領だいとうりょう府ふのペスコフ報道ほうどう官かんが、首脳しゅのう会談かいだんを受うけて成果せいか文書ぶんしょを出だすことは予定よていされていないと述のべたと報ほうじました。今回こんかいの会談かいだんでは、まずは米べいロの首脳しゅのうが議論ぎろんした上うえで停戦ていせんに向むけて一定いっていの進展しんてんを見みいだせるかが焦点しょうてんとなります。会談かいだんどう見みる? アメリカの専門せんもん家かは国際こくさい関係かんけいが専門せんもんのジョージタウン大学だいがくのチャールズ・カプチャン教授きょうじゅは、トランプ大統領だいとうりょうが対面たいめんでの米べいロ首脳しゅのう会談かいだんの開催かいさいを決きめたことについて「プーチン大統領だいとうりょうとの対話たいわを始はじめることを評価ひょうかしたい。この戦争せんそうが終おわるには、アメリカ、ロシア両国りょうこくの直接ちょくせつ対話たいわが必要ひつようだからだ。この戦争せんそうは戦場せんじょうではなく交渉こうしょうの場ばで終結しゅうけつするものだ。ロシア、ウクライナともに勝利しょうりできる力ちからを持もっていない」と述のべ、会談かいだんを行おこなうこと自体じたいには前向まえむきな評価ひょうかを示しめしました。一方いっぽうで「機きが熟じゅくす前まえに会談かいだんを行おこなうことは、トランプ大統領だいとうりょうにとって間違まちがいかもしれない。なぜなら、プーチン大統領だいとうりょうにとっては、冷遇れいぐうされた孤立こりつ状態じょうたいを抜ぬけだし、アメリカに招まねかれ、大統領だいとうりょうと対面たいめんすることは大おおきな勝利しょうりを意味いみするからだ。プーチン大統領だいとうりょうが取とり引ひきや妥協だきょうに応おうじ、戦争せんそうを放棄ほうきする用意よういがあるとトランプ大統領だいとうりょうが判断はんだんした場合ばあいにのみ、その大おおきな勝利しょうりを提供ていきょうすべきだが、プーチン大統領だいとうりょうがその方向ほうこうに向むかっているかはわからない」と述のべ、戦争せんそう終結しゅうけつに向むけた具体ぐたい的てきな道筋みちすじが見みいだせていない中なかでの会談かいだんに懸念けねんを示しめしました。そして会談かいだんの行方ゆくえについては「最もっとも可能かのう性せいが高たかいのはほとんど何なにも変かわらず、会談かいだん後ごの状況じょうきょうが会談かいだん前まえとほぼ同おなじというものだ。つまり、プーチン大統領だいとうりょうは時間じかんを稼かせいで戦場せんじょうで前進ぜんしんし、ウクライナは兵力へいりょくや物資ぶっし不足ふそくに直面ちょくめんするという状況じょうきょうだ」と予測よそくしました。その上うえで「もし、トランプ大統領だいとうりょうがこの会談かいだんで戦争せんそう終結しゅうけつに向むけた具体ぐたい的てきな成果せいかや進展しんてんを得えられずに立たち去さることになれば、トランプ大統領だいとうりょうはなんらかの代償だいしょうを払はらうことになるだろう」と述のべ、今回こんかいの会談かいだんはトランプ大統領だいとうりょうにとってリスクも伴ともなうものになると指摘してきしました。イギリスの専門せんもん家か “双方そうほうの思惑おもわくには隔へだたり” イギリスの駐ちゅうウクライナ大使たいしを務つとめたイギリスのシンクタンク、チャタムハウス＝王立おうりつ国際こくさい問題もんだい研究所けんきゅうじょのサイモン・スミス氏しは、アメリカ側がわのねらいについて「トランプ大統領だいとうりょうは自分じぶんがウクライナでの紛争ふんそうの終結しゅうけつに大おおきな影響えいきょうをもたらしていると示しめしたいのだろう。てっとり早はやい解決かいけつ策さくを模索もさくしている」と述のべ、トランプ大統領だいとうりょうが解決かいけつを急いそいでいるのではないかとの見方みかたを示しめしました。一方いっぽう、ロシア側がわのねらいについては「プーチン大統領だいとうりょうは時間じかん稼かせぎをしているのだろう。時間じかんがたてばウクライナや、ウクライナを支援しえんしている国くにが弱体じゃくたい化かすると考かんがえている。トランプ大統領だいとうりょうのようにこの会談かいだんから結果けっかを得える必要ひつようを感かんじていないと思おもう」として、双方そうほうの思惑おもわくには隔へだたりがあると指摘してきしました。そして、「トランプ大統領だいとうりょうはプーチン大統領だいとうりょうから紛争ふんそうを終おわらせるためには領土りょうどの譲歩じょうほ不可欠ふかけつだと説得せっとくさせられる可能かのう性せいもある」と述のべた上うえで、会談かいだんの行方ゆくえについて「必かならずしも大おおきな結果けっかをもたらすとは思おもわない。公正こうせいで、許容きょようできる解決かいけつ策さくがもたらされる可能かのう性せいは低ひくく、ウクライナやヨーロッパにとってよくない結果けっかとなる可能かのう性せいも高たかい」として懐疑かいぎ的てきな見解けんかいを示しめしました。ウクライナの人ひとたちはウクライナ情勢じょうせいを巡めぐりアメリカとロシアの首脳しゅのう会談かいだんが行おこなわれることについて、ウクライナの首都しゅとキーウで街まちの人ひとたちに話はなしを聞きくと、今月こんげつで3年さんねん半はんに及およぶ侵攻しんこうの終結しゅうけつにつながって欲ほしいと願ねがう声こえが聞きかれる一方いっぽうで懐疑かいぎ的てきな声こえも聞きかれました。このうち50ごじゅう代だいの男性だんせいは「過度かどに楽観らっかん的てきではないが、期待きたいは持もっている。多おおくの人ひとが愛あいする人ひとを亡なくし、人生じんせいを粉々こなごなにされた。みな疲つかれ、戦争せんそうが早はやく終おわって欲ほしいと思おもっている」と話はなしていました。また、ロシアが侵攻しんこうしたヘルソン州しゅうから避難ひなんしている50ごじゅう代だいの女性じょせいは「ウクライナ抜ぬきに会談かいだんが行おこなわれることは誰だれも良よいとは思おもっていないだろう」としながらも「交渉こうしょうには期待きたいを持もちたい。何なにかが起おきれば、うれしい」と話はなしていました。一方いっぽう、50ごじゅう代だいの男性だんせいは「われわれの大統領だいとうりょうが首脳しゅのう会談かいだんに参加さんかできないのは間違まちがっている。ウクライナなしにウクライナについて何なんらかの合意ごういがなされるのは外交がいこう的てきではない」と話はなし、「これまでの会談かいだんや合意ごういは何なににもつながらなかったので、今回こんかいも特別とくべつなことは起おきないだろう」と懐疑かいぎ的てきな見方みかたを示しめしていました。ウクライナの戦況せんきょうどう見みるウクライナの戦況せんきょうの分析ぶんせきを続つづけているアメリカのシンクタンク戦争せんそう研究所けんきゅうじょによりますと、ロシア軍ぐんは一方いっぽう的てきに併合へいごうを宣言せんげんしている「ウクライナ東部とうぶのルハンシク州しゅうとドネツク州しゅう」「南部なんぶのザポリージャ州しゅうとヘルソン州しゅう」に加くわえて、東部とうぶのハルキウ州しゅう、北東ほくとう部ぶのスムイ州しゅうに部隊ぶたいを展開てんかいさせています。ロシア軍ぐんはヘルソンの市街しがい地ちに集中しゅうちゅう的てきに砲撃ほうげきを加くわえていて、住民じゅうみんを追おい出だそうとしているほか、ドネツク州しゅうの要衝ようしょう、ポクロウシクの制圧せいあつを目指めざして激はげしい攻撃こうげきを行おこなっていると分析ぶんせきしています。戦争せんそう研究所けんきゅうじょのカテリナ・ステパネンコ氏しは「最もっとも危機きき的てきな状況じょうきょうはポクロウシクの方面ほうめんで、ロシア軍ぐんはポクロウシクやその周辺しゅうへんにも侵入しんにゅうしている。無人むじん機きなどでウクライナ軍ぐんの補給ほきゅうルートを断たとうとしている」と述のべています。そのうえでロシア軍ぐんがポクロウシク方面ほうめんに戦力せんりょくを集中しゅうちゅうさせているねらいについては「目的もくてきは情報じょうほう面めんにあると思おもう。ロシアが優位ゆういにあると主張しゅちょうする取とり組くみの一環いっかんだ」と述のべ、ロシア側がわは米べいロ首脳しゅのう会談かいだんを前まえにアメリカとのウクライナ情勢じょうせいをめぐる交渉こうしょうで優位ゆういに立たとうと、占領せんりょう地ちの拡大かくだいを急いそいでいるとの見方みかたを示しめしました。また、今回こんかいの首脳しゅのう会談かいだんでは領土りょうどをめぐって意見いけんが交かわされるとみられる中なか、ステパネンコ氏しは「ウクライナ南西なんせい部ぶの黒海こっかい沿岸えんがんやドニプロ川がわ沿ぞいの地域ちいきは、ウクライナにとって経済けいざい的てきにも軍事ぐんじ的てきにも不可欠ふかけつな地域ちいきだ。ロシアによる侵攻しんこうを繰くり返かえさせないという長期ちょうき的てきな観点かんてんからも、少すくなくともヘルソン州しゅうとザポリージャ州しゅうは解放かいほうしなければならない」と述のべ、ロシア軍ぐんが一部いちぶ占拠せんきょしているザポリージャ州しゅうとヘルソン州しゅうの奪還だっかんが重要じゅうようだとの考かんがえを示しめしました。米べいロ首脳しゅのう会談かいだんウクライナはどう見みている？ Q.米べいロ首脳しゅのう会談かいだんを前まえにウクライナのいまの雰囲気ふんいきは？ A.防空ぼうくう警報けいほうに備そなえて地下ちかのシェルターから伝つたえています。ロシアによる侵攻しんこうが始はじまってから今月こんげつで3年さんねん半はんとなります。ウクライナでは多おおくの民間みんかん人じんがミサイルや無人むじん機きによる攻撃こうげきに巻まき込こまれ、死者ししゃは少すくなくとも1万いちまん3000人さんぜんにん以上いじょうに上のぼっています。そうした中なか、決きまったアメリカとロシアの首脳しゅのう会談かいだん。ウクライナ抜ぬきで領土りょうどについて話はなし合あわれる可能かのう性せいも取とり沙汰ざたされ、人々ひとびとはその行方ゆくえを不安ふあんを抱いだきながら見守みまもっています。ただ、長期ちょうき化かする侵攻しんこうが早はやく終おわってほしいと感かんじている人ひとは多おおく、終結しゅうけつに向むけてこの会談かいだんが一いち歩ほになってほしい、そのように願ねがう声こえも聞きかれます。 Q.ウクライナ抜ぬきに行おこなわれる米べいロ首脳しゅのう会談かいだんをウクライナはどう見みている？ A.ゼレンスキー大統領だいとうりょうは、ウクライナの頭あたま越ごしにウクライナの主権しゅけんや領土りょうどに関かんすることが決きまることを強つよく警戒けいかいし、外交がいこうを活発かっぱつ化かさせてきました。ゼレンスキー大統領だいとうりょうは連日れんじつのように世界中せかいじゅうの首脳しゅのうと電話でんわで会談かいだんし、まず実現じつげんすべきは停戦ていせんであり、ウクライナに関かんすることはウクライナ抜ぬきには決きめられないと強つよく訴うったえてきました。会談かいだんを前まえに領土りょうどの交換こうかんに言及げんきゅうしていたトランプ大統領だいとうりょうは、13日じゅうさんにちのオンライン会合かいごうでは、「領土りょうどの問題もんだい」について米べいロで決きめることはないとの認識にんしきを示しめしたとされ、ウクライナの働はたらきかけが影響えいきょうした可能かのう性せいもあります。ただ、ウクライナは会談かいだんに参加さんかできないだけに、トランプ大統領だいとうりょうがプーチン大統領だいとうりょうに説得せっとくされ心変こころがわりするのではないかという不安ふあんも残のこっているとみられます。ウクライナとしては、会談かいだんが不利ふりな結果けっかにつながらないよう国際こくさい社会しゃかいとの結束けっそくを強つよめ、今後こんごの展開てんかいに備そなえる構かまえです。トランプ大統領だいとうりょう就任しゅうにん後ごの動うごきアメリカの大統領だいとうりょうはことし1いち月がつに大統領だいとうりょうに就任しゅうにんする前まえから「戦争せんそうを24にじゅうよ時間じかんで終おわらせる」と主張しゅちょうするなどロシアとウクライナとの戦闘せんとうの早期そうき終結しゅうけつの実現じつげんに意欲いよくを示しめしてきました。就任しゅうにん後ごには、前まえのバイデン政権せいけんの方針ほうしんを転換てんかんしてロシアのプーチン大統領だいとうりょうとの接触せっしょくに乗のり出だし、2に月がつ12じゅうに日にちにプーチン大統領だいとうりょうとの電話でんわ会談かいだんを行おこなったと発表はっぴょう。その後ご、2に月がつ18じゅうはち日にちには2022にせんにじゅうに年ねんのロシアによるウクライナへの侵攻しんこう開始かいし以降いこう、初はじめて、米べいロの外相がいしょうが対面たいめんで正式せいしきに会談かいだんしました。また、同おなじ2に月がつ、トランプ大統領だいとうりょうは、ウクライナが求もとめているNATO＝北大ほくだい西洋せいよう条約じょうやく機構きこうへの加盟かめいについて「現実げんじつ的てきではない」と否定ひてい的てきな考かんがえを示しめしたほか、ウクライナのゼレンスキー大統領だいとうりょうを「選挙せんきょなき独裁どくさい者しゃ」と呼よんで非難ひなんするなど、ロシア寄よりとも受うけ止とめられる発言はつげんを相次あいついで行おこないました。 2に月がつ28にじゅうはち日にちにホワイトハウスで行おこなわれたゼレンスキー大統領だいとうりょうとの会談かいだんでは激はげしい口論こうろんとなり、予定よていしていたウクライナ国内こくないの鉱物こうぶつ資源しげんの権益けんえきをめぐる合意ごうい文書ぶんしょへの署名しょめいが見送みおくられ、ウクライナとの関係かんけいが悪化あっかしました。その後ご、トランプ政権せいけんがウクライナへの軍事ぐんじ支援しえんや軍事ぐんじ情報じょうほうの共有きょうゆうを一時いちじ停止ていししたことが明あきらかになりました。こうした中なか、4し月がつ、ローマ・カトリック教会きょうかいのフランシスコ教皇きょうこうの葬儀そうぎにあわせてバチカンでトランプ大統領だいとうりょうとゼレンスキー大統領だいとうりょうが再ふたたび会談かいだんしました。トランプ大統領だいとうりょうはこの会談かいだんを評価ひょうかする一方いっぽう、ロシアへの失望しつぼうを表明ひょうめいしました。その後ご、トランプ大統領だいとうりょうは、ロシアがウクライナへの攻撃こうげきを継続けいぞくし、戦闘せんとうの終結しゅうけつが実現じつげんしないことに、次第しだいにいらだちをつのらせました。先月せんげつには、「非常ひじょうに失望しつぼうしている。プーチン大統領だいとうりょうは停戦ていせんするつもりはない」とか「彼かれからはたくさんのでたらめを浴あびせられている。彼かれはいつも感かんじがよいが、結局けっきょくのところ、意味いみがない」と不満ふまんを示しめしていました。そして、トランプ大統領だいとうりょうは、ウクライナに対たいしてNATOの加盟かめい国こくを通とおじて防空ぼうくうシステム「パトリオット」を含ふくむ兵器へいきを供与きょうよすると表明ひょうめいしました。さらに、ロシアが停戦ていせんに応おうじなければ、ロシア製品せいひんを購入こうにゅうする国々くにぐにに対たいし2次にじ関税かんぜいを課かす考かんがえを示しめし、その後ご、その期限きげんを今月こんげつ8日ようかまでとする方針ほうしんを表明ひょうめいしていました。その期限きげんの当日とうじつ、トランプ大統領だいとうりょうは、SNSへの投稿とうこうで、今月こんげつ15日じゅうごにちにアメリカのアラスカ州しゅうでプーチン大統領だいとうりょうと首脳しゅのう会談かいだんを行おこなうことを明あきらかにしました。対面たいめんでの米べいロ首脳しゅのう会談かいだんは、2021年にせんにじゅういちねん6月ろくがつにバイデン前ぜん大統領だいとうりょうがスイスのジュネーブで行おこなって以来いらいで、ロシアによるウクライナ侵攻しんこう後ごは初はじめてです。トランプ大統領だいとうりょうは今回こんかいの会談かいだんを「ロシアの出方でかたをうかがう会談かいだん」と位置いちづけ、プーチン大統領だいとうりょうに「戦争せんそうを終おわらせなければならない」と伝つたえるとしています。さらに、ゼレンスキー大統領だいとうりょうを含ふくめた3さん者しゃ会談かいだんの実現じつげんにも意欲いよくを示しめしていますが、ホワイトハウスの報道ほうどう官かんは、今月こんげつ12日じゅうににち、首脳しゅのう会談かいだんにゼレンスキー大統領だいとうりょうは参加さんかしないと明あきらかにしました。トランプ大統領だいとうりょうとしては今回こんかいの会談かいだんによって、停戦ていせんに向むけて事態じたいの打開だかいを図はかりたい考かんがえです。

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