【随時ずいじ更新;こうしん】】米;べいロ首脳しゅのう会談かいだん トランプ氏し “一定いっていの進展しんてんあった”

アメリカの大統領だいとうりょうとロシアの大統領だいとうりょうはおよそ2に時間じかん半はんにおよぶ首脳しゅのう会談かいだんのあと記者きしゃ会見かいけんにのぞみ、まず大統領だいとうりょうが「ロシアの懸念けねんが考慮こうりょされる必要ひつようがある」と強調きょうちょうしました。
これに対たいし大統領だいとうりょうは「意見いけんが一致いっちした点てんはたくさんある。いくつかの重要じゅうような点てんではまだ完全かんぜんな合意ごういに至いたっていないが一定いっていの進展しんてんはあった」と述のべましたが、どのような点てんで一致いっちしたのか具体ぐたい的てきな内容ないようは明あきらかにしませんでした。

大統領だいとうりょうと大統領だいとうりょうによる首脳しゅのう会談かいだんは日本にっぽん時間じかんの16日じゅうろくにち午前ごぜん4時半よじはんごろからアメリカ・アラスカ州しゅうのアメリカ軍ぐん基地きち内ないで始はじまりました。

両りょう首脳しゅのうの対面たいめんでの会談かいだんはロシアのウクライナ侵攻しんこう後ご、初はじめてで、アメリカ側がわからルビオ国務こくむ長官ちょうかんとウィトコフ特使とくしがロシア側がわからラブロフ外相がいしょうとウシャコフ大統領だいとうりょう補佐ほさ官かんが同席どうせきしておよそ2に時間じかん半はんに及およびました。

両りょう首脳しゅのうはこのあと共同きょうどうで記者きしゃ会見かいけんにのぞみました。

この場ばでまず大統領だいとうりょうが発言はつげんし「建設けんせつ的てきな会談かいだんだった。非常ひじょうに有益ゆうえきだった」と述のべました。

また首脳しゅのう会談かいだんの主要しゅような議題ぎだいがウクライナ情勢じょうせいだったとしたうえで「すべての根本こんぽん原因げんいんが取とり除のぞかれなければならない。ロシアの懸念けねんが考慮こうりょされる必要ひつようがある」と改あらためて主張しゅちょうしました。

一方いっぽう、大統領だいとうりょうは「非常ひじょうに生産せいさん的てきな会談かいだんだったと思おもう。意見いけんが一致いっちした点てんはたくさんあり、大分だいぶぶんでは一致いっちした。いくつかの重要じゅうような点てんではまだ完全かんぜんな合意ごういに至いたっていないが一定いっていの進展しんてんはあった」と述のべました。

そのうえで「この後のち、NATOに連絡れんらくをとる。もちろんウクライナのゼレンスキー大統領だいとうりょうにも電話でんわをかけ、きょうの会談かいだんについて伝つたえるつもりだ。最終さいしゅう的てきには彼かれら次第しだいだ」と述のべました。

ただどのような点てんで一致いっちしたのか具体ぐたい的てきな内容ないようは明あきらかにしませんでした。

また会見かいけんの場ばで大統領だいとうりょうが大統領だいとうりょうに「おそらくまたすぐ会あうことになるでしょう」と述のべると大統領だいとうりょうが「次回じかいはモスクワで」と英語えいごで答こたえ、大統領だいとうりょうは「それは興味深きょうみぶかい。少すこし批判ひはんを受うけるかもしれないが、可能かのう性せいはあるかもしれない」と述のべました。

両りょう首脳しゅのうは記者きしゃからの質問しつもんには答こたえずに記者きしゃ会見かいけんは終了しゅうりょうし、会談かいだんの具体ぐたい的てきな内容ないように大おおきな関心かんしんが集あつまっています。
大統領だいとうりょう「合意ごういにたどりつく可能かのう性せいは非常ひじょうに高たかい」
アメリカの大統領だいとうりょうは記者きしゃ会見かいけんで「非常ひじょうに生産せいさん的てきな会談かいだんだった。多おおくの点てんで意見いけんが一致いっちした。わずかに残のこされたものがある。いくつかはそれほど重要じゅうようではない。1いちつはおそらく最もっとも重要じゅうようだが、合意ごういにたどりつく可能かのう性せいは非常ひじょうに高たかい。われわれは合意ごういには至いたらなかったが、そこにたどりつく可能かのう性せいは非常ひじょうに高たかい」と述のべました。

また「この後のち、NATOに連絡れんらくをとる。もちろん、ウクライナのゼレンスキー大統領だいとうりょうにも電話でんわをかけ、きょうの会談かいだんについて伝つたえるつもりだ。最終さいしゅう的てきには彼かれら次第しだいだ」と述のべました。

そして大統領だいとうりょうは記者きしゃ会見かいけんで大統領だいとうりょうに対にたいし「おそらくまたすぐ会あうことになるでしょう」と述のべたのに対にたいし、大統領だいとうりょうが「次回じかいはモスクワで」と英語えいごで答こたえると大統領だいとうりょうは「それは興味深きょうみぶかいですね。少すこし批判ひはんを受うけるかもしれませんが、可能かのう性せいはあるかもしれません」と述のべました。
大統領だいとうりょう「ウクライナの人々ひとびとを兄弟きょうだいと思おもっている」
ロシアの大統領だいとうりょうは記者きしゃ会見かいけんで、ウクライナ情勢じょうせいをめぐり「こんにちの状況じょうきょうでは変へんに聞きこえるかもしれないが、われわれはいつもウクライナの人々ひとびとを兄弟きょうだいと思おもっている」と述のべました。

そのうえで「起おきていることはすべてわれわれにとって悲劇ひげきであり、つらい痛いたみだ。したがってわが国くにはこれを終おわらせることに強つよい関心かんしんがある」と主張しゅちょうしました。

また「大統領だいとうりょうとの間まには非常ひじょうに良よい信頼しんらい関係かんけいが築きずかれてきた」としたうえで、「この道みちを歩あゆみ続つづけることでウクライナでの紛争ふんそうの解決かいけつに早はやく到達とうたつできると確信かくしんしている」と述のべ、ロシアとしては、ウクライナではなくアメリカと歩調ほちょうをあわせてウクライナ情勢じょうせいをめぐる事態じたいの打開だかいを図はかりたい考かんがえを示しめしました。

「大統領だいとうりょうはロシアには独自どくじの国益こくえきがあることを理解りかいしている」とも述のべアメリカとの間までウクライナ危機ききの解決かいけつだけでなく、実際じっさい的てきな関係かんけいを築きずいてきたと強調きょうちょうしました。

そして「ロシアとアメリカの関係かんけいは冷戦れいせん以降いこう最もっとも冷ひえ込こんだが、遅おそかれ早はやかれ対立たいりつから対話たいわに移うつる必要ひつようがあった」と述のべています。
大統領だいとうりょう「投資とうしやビジネスの協力きょうりょく 潜在せんざい性せいや可能かのう性せい」
大統領だいとうりょうは会見かいけんで「アメリカとロシアの投資とうしやビジネスの協力きょうりょくにはさまざまな潜在せんざい性せいや可能かのう性せいがある」と述のべたうえで、「デジタルやハイテク分野ぶんやのほか、宇宙うちゅうの探査たんさや北極ほっきょく圏けんでの協力きょうりょくも可能かのうだ。われわれは新あたらしい協力きょうりょく関係かんけいを築きずくことが必要ひつようだ」として大統領だいとうりょうに対にたいして経済けいざい協力きょうりょくなどの必要ひつよう性せいを訴うったえたことを明あきらかにしました。
大統領だいとうりょうと大統領だいとうりょうによる首脳しゅのう会談かいだんは日本にっぽん時間じかんの16日じゅうろくにち午前ごぜん4時半よじはんごろからアメリカ・アラスカ州しゅうのアメリカ軍ぐん基地きち内ないで始はじまりました。

両りょう首脳しゅのうの対面たいめんでの会談かいだんはロシアのウクライナ侵攻しんこう後ご、これが初はじめてで、当初とうしょ、1いち対たい1いちの予定よていでしたが3さん対たい3さんに変更へんこうされ、アメリカ側がわからルビオ国務こくむ長官ちょうかんとウィトコフ特使とくしがロシア側がわからラブロフ外相がいしょうとウシャコフ大統領だいとうりょう補佐ほさ官かんが同席どうせきしました。

ロシア国営こくえいメディアなどによりますと、3さん対たい3さんの会談かいだんは日本にっぽん時間じかんの16日じゅうろくにち午前ごぜん7時しちじ15分じゅうごふんごろに終了しゅうりょうしたということです。
ロシア大統領だいとうりょう府ふは、大統領だいとうりょうがペスコフ報道ほうどう官かんと話はなしながら代表だいひょう団だんを連つれて廊下ろうかを歩あるく映像えいぞうを公開こうかいし、「少しょう人数にんずうの会談かいだんが終了しゅうりょうした」と発表はっぴょうしました。まもなく大統領だいとうりょうと大統領だいとうりょうによる記者きしゃ会見かいけんが始はじまるとしています。
米べい次席じせき補佐ほさ官かん SNSに車内しゃないでの両りょう大統領だいとうりょうの様子ようす投稿とうこう
ホワイトハウスのスカビノ次席じせき補佐ほさ官かんは、大統領だいとうりょうと大統領だいとうりょうがアメリカ大統領だいとうりょうの専用せんよう車両しゃりょう「ビースト」に乗のり会談かいだんに向むかう様子ようすだとする映像えいぞうを自身じしんのSNSに投稿とうこうしました。

映像えいぞうからは後部こうぶ座席ざせきで2人ふたりがことばを交かわしている様子ようすが見みられます。
また、会談かいだんに先立さきだち、両りょう首脳しゅのうが写真しゃしん撮影さつえいに応おうじる様子ようすの写真しゃしんも投稿とうこうしています。

2人ふたりは「平和へいわの追求ついきゅう」と書かかれた文字もじを背景はいけいに並ならんで立たち、大統領だいとうりょうは笑顔えがおを見みせています。
大統領だいとうりょうへ 記者きしゃから「停戦ていせんに応おうじるのか」など質問しつもん
ロイター通信つうしんが配信はいしんした会談かいだん冒頭ぼうとうの映像えいぞうでは大統領だいとうりょうが報道ほうどう陣じんに対にたいして「ありがとう」と話はなしています。

その後ご、記者きしゃが大統領だいとうりょうに対にたいし、「停戦ていせんに応おうじるのか」とか「これ以上いじょう市民しみんを殺ころさないと約束やくそくするのか」などとたたみかけるように質問しつもんしていました。

こうした中なかで大統領だいとうりょうが顔かおをしかめたり、発言はつげんの内容ないようはわかりませんが、短みじかくことばを発はっしたりしています。
ゼレンスキー大統領だいとうりょう 会談かいだん受うけ 16日じゅうろくにちに欧州おうしゅう各国かっこくの首脳しゅのうと協議きょうぎの考かんがえ
ウクライナのゼレンスキー大統領だいとうりょうは、アメリカの大統領だいとうりょうとロシアの大統領だいとうりょうの首脳しゅのう会談かいだんが始はじまる前まえのビデオ演説えんぜつで「私わたしたちは引ひき続つづき、ヨーロッパのパートナーたちと調整ちょうせいしている。皆みなにとってはあす早朝そうちょうから動うごき出だすことになる。今後こんごの議論ぎろんに向むけて準備じゅんびをしている」と述のべ、会談かいだんの結果けっかを受うけて16日じゅうろくにちにヨーロッパ各国かっこくの首脳しゅのうたちと協議きょうぎしたい考かんがえを明あきらかにしました。
《国際こくさい部ぶ 渡辺わたなべ公こう介かいデスク 解説かいせつ》
ロシア国営こくえいテレビは、会談かいだんが非常ひじょうに温あたたかく友好ゆうこう的てきな雰囲気ふんいきで始はじまったと強調きょうちょうしています。

ウクライナへの軍事ぐんじ侵攻しんこう開始かいし以降いこう、アメリカの前まえのバイデン政権せいけんは、ロシアを国際こくさい的てきに孤立こりつ化かさせる政策せいさくを続つづけてきたが、それが大おおきく転換てんかん。
「もはや孤立こりつしていない」とアピールしたい思惑おもわくがありそうです。

Q 今回こんかいの会談かいだんの焦点しょうてんは？

ウクライナでの停戦ていせんに向むけて前進ぜんしんできるかどうかです。

ウクライナへの軍事ぐんじ侵攻しんこうが始はじまって、およそ3年さんねん半はん。ウクライナでは首都しゅとキーウをはじめ、各地かくちで、連日れんじつのように、ミサイルや無人むじん機きによる攻撃こうげきが行おこなわれています。

戦闘せんとうに巻まき込こまれて亡なくなったウクライナの市民しみんは1万いちまん3800人さんぜんはっぴゃくにん以上いじょう。

アメリカのシンクタンクによると、ウクライナ軍ぐんの兵士へいしの死者ししゃ数すうは6万ろくまん人にんから10万じゅうまん人にんにのぼるとみられています。

一方いっぽうのロシア側がわも、軍ぐんの兵士へいしの死傷ししょう者しゃは105万ひゃくごまん人にんにのぼるという推計すいけいもあります。

今回こんかいの首脳しゅのう会談かいだんで停戦ていせんに道筋みちすじをつけ、これ以上いじょう、死傷ししょう者しゃを増ふやさないようにすることができるかどうかが焦点しょうてんです。

Q 停戦ていせんに向むけた動うごきは前進ぜんしんするのか？

すぐに停戦ていせんに結むすびつくかどうかについては、厳きびしいといわざるを得えません。

というのは、ウクライナ側がわは即時そくじ停戦ていせんを求もとめているが、ロシア側がわは停戦ていせんのための条件じょうけんをつけているからです。

アメリカの有力ゆうりょく紙しは、ロシアは停戦ていせんと引ひき替かえに、一方いっぽう的てきに併合へいごうを宣言せんげんしたウクライナ東部とうぶのルハンシク州しゅうとドネツク州しゅうの全域ぜんいき、それに、南部なんぶクリミアの割譲かつじょうを求もとめていると報ほうじています。

一方いっぽう、ウクライナのゼレンスキー大統領だいとうりょうは、ルハンシク州しゅうとドネツク州しゅうからの軍ぐんの撤退てったいを拒否きょひしています。

停戦ていせんをめぐるロシアとウクライナの双方そうほうの立場たちばは、大おおきく隔へだたっています。

大統領だいとうりょうが大統領だいとうりょうからどれだけ譲歩じょうほを引ひき出だせるのかが問とわれています。

ただ、大統領だいとうりょう自身じしんからも、このところ、すでに会談かいだんの「期待きたい値ち」を下さげるような発言はつげんが目立めだっています。

大統領だいとうりょうは、今回こんかいの会談かいだんについて「次つぎの土台どだいを作つくる場ばだ」と述のべ、停戦ていせん合意ごういなどの具体ぐたい的てきな成果せいかは2回にかい目め以降になるとの考かんがえを示しめしました。

そこで、会談かいだんの成果せいかを評価ひょうかする上うえで、ポイントになるのが2回にかい目めの会談かいだんが設定せっていされるのかどうかです。

大統領だいとうりょうは、大統領だいとうりょうとゼレンスキー大統領だいとうりょうの三者さんしゃ会談かいだんの開催かいさいの可能かのう性せいにも言及げんきゅうしています。

会談かいだん後ご、どのような発表はっぴょうが行おこなわれるのか、注目ちゅうもくされます。
《ワシントン支局しきょく 稲田いなだ清きよし記者きしゃ》
会談かいだんの開始かいしからおよそ2に時間じかん半はんがたちますが、会場かいじょうとなっているここアメリカ軍ぐん基地きちの前まえではいまのところ大おおきな動うごきは見みられません。

大統領だいとうりょうは、大統領だいとうりょうをみずからの専用せんよう車両しゃりょうに乗のせて会談かいだんの会場かいじょうまで移動いどうしました。

同おなじ頃ころには、ここからも、爆撃ばくげき機きなどが上空じょうくうを通過つうかするのが確認かくにんでき、まさに破格はかくの厚遇こうぐうだと言いえます。

大統領だいとうりょうはこちらに向むかう途中とちゅう、大統領だいとうりょう専用せんよう機きの中なかで「うまくいくと思おもっているがそうでなければすぐに帰かえる」と述のべていました。

そして、会談かいだんの目標もくひょうについて、「彼かれらをテーブルに着つかせるためだ」と述のべていました。停戦ていせんの実現じつげんではなく、あくまで、ウクライナも交まじえた次つぎの会談かいだんの実現じつげんに設定せっていした形かたちで、一定いっていの成果せいかを得えやすくするねらいもあると見みられます。

また、ロシア側がわが関心かんしんを持もっている経済けいざい面めんでの関係かんけい回復かいふくについて取とり引ひきの材料ざいりょうにする姿勢しせいもうかがわせています。

ただ、アメリカ内外ないがいには、制裁せいさいを科かしている国くにの大統領だいとうりょうを招まねくこと自体じたいを、疑問ぎもん視しする意見いけんもあります。

大統領だいとうりょうとしては、大統領だいとうりょうとの間まで、何なんらかの合意ごうい点てんを見みいだし次じの会談かいだんにつなげることで、成果せいかを内外ないがいに示しめしたい考かんがえとみられます。
《モスクワ支局しきょく 渡辺わたなべ信しん》
大統領だいとうりょうは、ロシアに有利ゆうりな結果けっかを得えることを最さい優先ゆうせんに会談かいだんに臨のぞんでいるものとみられます。

複数ふくすうのロシアの外交がいこう筋すじに取材しゅざいすると、掌握しょうあくしたウクライナの領土りょうどを手放てばなすことはありえないとの考かんがえが支配しはい的てきです。

譲歩じょうほの構かまえを見みせないロシア側がわがどのような提案ていあんを行おこなうかが焦点しょうてんの1いちつです。

一方いっぽう、ロシアの高官こうかんたちは、アメリカとの2国にこく間かんの貿易ぼうえきや経済けいざい、北極ほっきょく圏けんの開発かいはつなどもテーマになると強調きょうちょうしています。

そこには、前向まえむきな動うごきを通つうじてアメリカによる制裁せいさいの解除かいじょにつなげたいという思惑おもわくが透すけて見みえますが、ロシア側がわの関係かんけい者しゃの間まには、実際じっさい、経済けいざい分野ぶんやで何なんらかの成果せいかが出でる可能かのう性せいがあるという見方みかたも出でています。

大統領だいとうりょうはアラスカ訪問ほうもんを前まえに、ロシア極東きょくとうを訪おとずれて、第だい2次にじ世界せかい大戦たいせんの際さいにアラスカを経由けいゆしてアメリカからソビエトへの軍事ぐんじ支援しえんが行おこなわれたことをたたえる記念きねん碑ひに献花けんかし、アメリカとの関係かんけい改善かいぜんに努つとめているという姿勢しせいをアピールしました。

こうした大統領だいとうりょうの思惑おもわくが16日じゅうろくにちの会談かいだんにどう影響えいきょうを及およぼすのか注目ちゅうもくされます。

さらに、16日じゅうろくにちの会談かいだんでは大統領だいとうりょうがウクライナのゼレンスキー大統領だいとうりょうを交まじえた会談かいだんを提案ていあんするとみられますが、大統領だいとうりょうが応おうじるかどうかも焦点しょうてんとなります。
《キーウ取材しゅざい班はん 堀ほり征ただし巳み記者きしゃ》
Q ウクライナ側がわは首脳しゅのう会談かいだんをどう見みているのか？

ウクライナにとって不利ふりな内容ないようにならないか、慎重しんちょうに見極みきわめようとしていると思おもいます。

ゼレンスキー大統領だいとうりょうは、大統領だいとうりょうと大統領だいとうりょうが笑顔えがおを見みせながら再会さいかいした映像えいぞうも見みているはずです。

ウクライナの頭あたま越ごしに、アメリカとロシアの間まで領土りょうどについて話はなし合あわれないか警戒けいかいを強つよめていると思おもわれます。

ゼレンスキー大統領だいとうりょうは米べいロの会談かいだん直前ちょくぜんの13日じゅうさんにちには、大統領だいとうりょうも交まじえたオンラインでの会合かいごうで、ウクライナ抜ぬきでウクライナに関かんすることを決きめないよう訴うったえました。

ウクライナ側がわは、首脳しゅのう会談かいだんの最中さいちゅうにも東部とうぶでは無人むじん機きなどによる攻撃こうげきがあったとしている。

まずは、米べいロの会談かいだんを経へて大統領だいとうりょうを交渉こうしょうのテーブルにつかせたいウクライナ。

ゼレンスキー大統領だいとうりょうは、会談かいだんの結果けっかを受うけてウクライナを支援しえん続つづけているヨーロッパ各国かっこくの首脳しゅのうなどと協議きょうぎすると明あきらかにしていて、さっそく次つぎの一手いってを検討けんとうするとみられる。
大統領だいとうりょうと大統領だいとうりょう 笑顔えがおで握手あくしゅ
アメリカの大統領だいとうりょうは、アンカレジにあるアメリカ軍ぐんの基地きちに着陸ちゃくりくした専用せんよう機きから日本にっぽん時間じかんの16日じゅうろくにち午前ごぜん4時よじすぎ、姿すがたを現あらわし、ゆっくりとタラップをおりました。

その直後ちょくご、ロシアの大統領だいとうりょうも姿すがたを現あらわし、専用せんよう機きからタラップをおりました。2人ふたりは再会さいかいしたあと笑顔えがおで握手あくしゅし、ことばを交かわしながら並ならんで歩あるきました。

2人ふたりは「ALASKA2025にせんにじゅうご」と書かかれた台だいの上うえに並ならんで上あがり記念きねん撮影さつえいに応おうじました。報道陣ほうどうじんからの問といかけには答こたえずその後ご、大統領だいとうりょうと大統領だいとうりょうはアメリカの大統領だいとうりょう専用せんよう車両しゃりょうに乗のり込こみました。
ロシア大統領だいとうりょう府ふ 会談かいだん冒頭ぼうとうの映像えいぞう公開こうかい
ロシア大統領だいとうりょう府ふが公開こうかいした会談かいだん冒頭ぼうとうの映像えいぞうでは、会場かいじょうに大統領だいとうりょう、大統領だいとうりょうの順じゅんで入はいってくる様子ようすや着席ちゃくせき後ご、大統領だいとうりょうの発言はつげんに対にたいして大統領だいとうりょうをはじめとしたロシア側がわの3人さんにんが笑わらっている様子ようすが写うつっています。また、あとから入室にゅうしつしたルビオ国務こくむ長官ちょうかんがロシア側がわの3人さんにんと握手あくしゅを交かわしています。公開こうかいされた映像えいぞうに音声おんせいは入はいっていません。
両りょう首脳しゅのうの背景はいけいに「平和へいわの追求ついきゅう」の文字もじ
大統領だいとうりょうと大統領だいとうりょうの首脳しゅのう会談かいだんには、アメリカ側がわからルビオ国務こくむ長官ちょうかんと、ウィトコフ特使とくしが、ロシア側がわからはラブロフ外相がいしょうとウシャコフ大統領だいとうりょう補佐ほさ官かんが同席どうせきしているのが映像えいぞうから確認かくにんできました。

また、両りょう首脳しゅのうの背景はいけいには、白しろい文字もじで「平和へいわの追求ついきゅう」と書かかれていました。大統領だいとうりょうは記者きしゃ団だんの問といかけには答こたえず、「ありがとう」とだけ述のべました。
会談かいだん冒頭ぼうとう 報道陣ほうどうじんの質問しつもんほとんど答こたえず
会談かいだんの冒頭ぼうとうを撮影さつえいした映像えいぞうでは、大統領だいとうりょうと大統領だいとうりょうは互たがいにことばは交かわしておらず、報道陣ほうどうじんからの質問しつもんにもほとんど答こたえませんでした。
大統領だいとうりょう 会談かいだん行おこなわれるアラスカ州しゅうの基地きちに到着とうちゃく
複数ふくすうのロシア国営こくえいメディアは、日本にっぽん時間じかんの16日じゅうろくにち午前ごぜん4時よじ前まえ、大統領だいとうりょうが専用せんよう機きでアンカレジにあるアメリカ軍ぐんの基地きちに到着とうちゃくしたと伝つたえました。
大統領だいとうりょう 会談かいだん行おこなわれるアラスカ州しゅうの基地きちに到着とうちゃく
大統領だいとうりょうは現地げんち時間じかんの15日じゅうごにち午前ごぜん10時半じゅうじはんごろ、日本にっぽん時間じかんの16日じゅうろくにち午前ごぜん3時半さんじはんごろ、大統領だいとうりょうとの首脳しゅのう会談かいだんが行おこなわれる、アラスカ州しゅうの最大さいだい都市とし・アンカレジにあるアメリカ軍ぐんの基地きちに到着とうちゃくしました。

大統領だいとうりょうはこのあと大統領だいとうりょうを出迎でむかえ、ロシアによるウクライナ侵攻しんこうが始はじまって以降いこう、初はじめてとなる対面たいめんでの首脳しゅのう会談かいだんにのぞむことになります。
大統領だいとうりょう「うまくいかなかったらすぐに帰路きろにつく」
大統領だいとうりょうはアラスカ州しゅうに向むかう大統領だいとうりょう専用せんよう機きの機内きないでアメリカのFOXニュースの取材しゅざいに応おうじ、会談かいだんで成果せいかが得えられるか感触かんしょくを問とわれたのに対にたいし「とてもうまくいくと思おもう。われわれは大統領だいとうりょうとの会談かいだんに臨のぞむがきっとうまくいくと思おもう。もしうまくいかなかったらすぐに帰路きろにつくつもりだ」と述のべました。
大統領だいとうりょう「彼かれらを交渉こうしょうのテーブルにつかせるためにいる」
アメリカの大統領だいとうりょうは、15日じゅうごにち、アラスカ州しゅうに向むかう大統領だいとうりょう専用せんよう機きの中なかで記者きしゃ団だんの取材しゅざいに応おうじました。

このなかでロシアの大統領だいとうりょうとの首脳しゅのう会談かいだんで領土りょうど交換こうかんについて話はなし合あわれるのかを記者きしゃから問とわれ、大統領だいとうりょうは「その点てんについては話はなし合あわれるだろうが、決定けっていはウクライナにさせなければならない。ウクライナは適切てきせつな決定けっていを下くだすだろう。私わたしはウクライナの代かわりに交渉こうしょうするわけではない。彼かれらを交渉こうしょうのテーブルにつかせるためにいる」と述のべました。
ゼレンスキー大統領だいとうりょう 3か国さんかこくでの協議きょうぎにつなげること重要じゅうようと訴うったえ
アメリカとロシアの首脳しゅのう会談かいだんについて、ウクライナのゼレンスキー大統領だいとうりょうは15日じゅうごにち、自身じしんのSNSで「まさにことは重大じゅうだいだ。重要じゅうようなのはこの会談かいだんがウクライナ、アメリカ、ロシアの指導しどう者しゃによる実質じっしつ的てきな協議きょうぎの場ばと平和へいわへの道みちを切きり開ひらくことだ」と述のべ、米べいロの2か国にかこくではなくウクライナが参加さんかした3か国さんかこくでの協議きょうぎにつなげることが重要じゅうようだと訴うったえました。

そして「今いまこそ戦争せんそうを終おわらせる時ときであり、ロシアにより必要ひつような措置そちが取とられなければならない。私わたしたちはアメリカに期待きたいしている。可能かのうな限かぎり生産せいさん的てきに協力きょうりょくする用意よういがある」と述のべ、和平わへいに向むけて大統領だいとうりょうが大統領だいとうりょうから停戦ていせんなどの必要ひつような措置そちを引ひき出だすことに期待きたいを示しめしました。