複数の
野球部員が
下級生に
暴力をふるったこと
などをめぐる
問題を
理由に
夏の
全国高校野球の
出場を
大会途中で
辞退した
広陵高校は
長く
指揮を
執ってきた
中井哲之監督を
交代させ、
第三者の
視点を
学校運営に
反映させるための
外部の
学識経験者などでつくる「
学校改善検討委員会」を
設置すると
発表しました。
由於多名棒球部員對學弟施暴等問題,廣陵高中在夏季全國高中棒球大賽途中宣布棄權。該校決定更換長期執掌指揮的中井哲之監督,並宣布設立由外部學者等第三方組成的「學校改善檢討委員會」,以反映外部觀點於學校運營。
広陵高校は8月に開幕した夏の全国高校野球に広島代表として出場していましたが、部員の暴力問題などをめぐりさまざまな情報がSNS上で取り上げられている事態を重く受け止め、2回戦">回戦を前に出場を辞退しました。
廣陵高中作為廣島代表參加了8月開幕的全國高中夏季棒球賽,但由於有關部員暴力問題等各種信息在社群媒體上被廣泛討論,學校對此事態非常重視,已在第二輪比賽前宣布退出比賽。
野球部は2年生">年生と1年生の新チームになっていて指導体制の見直しを進めていましたが、学校はこれまでの体制で今後の活動を続けるのは難しいと判断したとして、21日、中井哲之監督と息子の中井惇一部長を交代させると発表しました。
棒球部已經由二年級和一年級組成了新團隊,並正在重新檢討指導體制,但學校認為以現有體制繼續未來的活動很困難,因此於21日宣布更換中井哲之監督及其兒子中井惇一部長。
中井監督は63歳。
1990年に
母校の
広陵高校の
監督に
就任し、
春のセンバツで
2回の
優勝を
果たすなど
甲子園の
常連校に
名を
連ね、
プロ野球にも
多くの
選手を
輩出しました。
1990年成為母校廣陵高中的棒球隊監督,帶領球隊在春季甲子園選拔賽中兩度奪冠,成為甲子園常客,並為職業棒球培養了許多選手。
新たな監督にはコーチを務めていた34歳の松本健吾氏、部長にはバスケットボール部の顧問だった瀧口貴夫氏がつくとしています。
新任監督將由曾擔任教練的34歲松本健吾先生擔任,部長則由曾任籃球部顧問的瀧口貴夫先生擔任。
広陵高校は部員全員へのアンケート調査を実施し、2年生と1年生による暴力やいじめなどの問題がないことを確認したとして、23日から始まる秋の県大会の地区予選には出場するとしています。
廣陵高中對全體社員進行了問卷調查,確認二年級與一年級之間沒有暴力或霸凌等問題,並表示將參加23日開始的秋季縣大會地區預賽。
一方、発端となった寮内での暴力事案について、野球部の体質や過去の暴力・暴言の有無の問題も指摘されているとして、野球部を含めた学校全体の体制整備と抜本的な改革を目指し、外部の学識経験者などでつくる「学校改善検討委員会」を設置することも合わせて発表し、第三者視点からの検討を学校運営に反映させるとしています。
另一方面,針對起因於宿舍內的暴力事件,也有指出棒球部的體質以及過去是否存在暴力或言語暴力等問題。為了徹底整頓包含棒球部在內的學校整體體制並進行根本性的改革,學校同時宣布將設立由外部學者等組成的「學校改善檢討委員會」,並表示將把第三者的觀點反映到學校經營中。
広島県高校野球連盟 秋の県大会出場を了承
高校野球の秋の県大会は3年生が引退したあと、2年生と1年生の新チームで臨む初めての公式戦で大会で3位以内に入ったチームは10月下旬から行われる中国大会に進みます。
廣島縣高中棒球聯盟同意參加秋季縣大會。高中棒球的秋季縣大會是在三年級生引退後,由二年級和一年級的新隊伍參加的首次正式比賽。在大會中獲得前三名的隊伍,將晉級十月下旬舉行的中國大會。
その結果は来年春のセンバツの出場チームを選ぶ際の重要な資料となります。
因此結果將成為明年春季選拔賽挑選參賽隊伍時的重要資料。
大会を主催する県高野連=広島県高校野球連盟は広陵高校から21日、監督と部長が代わることや、2年生と1年生の部員に対して調査を行い、暴力やいじめなどの問題がないことを確認したとして県大会の地区予選に出場すると報告があり、了承したとしています。
主辦大會的縣高野聯=廣島縣高中棒球聯盟於21日接獲廣陵高中報告,稱監督與部長將進行更換,並已對二年級及一年級的部員進行調查,確認沒有暴力或霸凌等問題,因此將參加縣大會的地區預賽,聯盟方面已表示同意。
県高野連からは学校に対して警察や第三者委員会への全面的な協力と被害者への丁寧な対応を継続的に取り組むこと、野球部の再生に向けて抜本的な改革に学校全体で取り組んでいくことを求めたということです。
據說,縣高中棒球聯盟要求學校要全面配合警方及第三方委員會,並持續對受害者進行細心的應對,同時也要求全校共同致力於棒球部重建的根本性改革。
県大会の地区予選は23日に始まり広陵高校はシードで30日が初戦となっています。
縣大會的地區預賽將於23日開始,廣陵高中作為種子隊,首戰定於30日。
問題の経緯
広陵高校の野球部は広島大会を勝ち抜いて3年連続26回目の夏の甲子園出場を決めましたが大会の開幕を前に、部内で暴力があったという情報がSNSに投稿され拡散しました。
問題的經過是,廣陵高中的棒球部在贏得廣島大會後,連續三年第二十六次決定參加夏季甲子園大賽,但在大會開幕前,有關部內發生暴力事件的消息被發布到社群網站並迅速擴散。
これについて広陵高校は、ことし1月に寮で禁止されていたカップラーメンを食べた当時1年生の野球部員1人に対し2年生の部員合わせて4人がそれぞれ個別に暴力を伴う不適切な行為をし、3月に日本高校野球連盟から厳重注意と該当する部員が1か月間、公式戦に出場できない指導を受けた事案だと説明しました。
廣陵高中表示,這起事件發生在今年1月,當時一名一年級棒球部員在宿舍吃了被禁止的泡麵,隨後有四名二年級部員分別對他進行了伴隨暴力的不當行為。學校說明,3月時,日本高中棒球聯盟對此嚴重警告,並指導相關部員禁賽一個月,無法參加正式比賽。
被害を受けた部員は3月末に転校したということです。
広陵高校が8月7日に甲子園球場で行われた1回戦に出場した前後には、2年前に元部員が監督やコーチ、一部の部員から暴力や暴言を受けたという別の情報がSNSに投稿され、これも拡散しました。
在8月7日於甲子園球場舉行的第一輪比賽前後,社群媒體上又出現了另一則消息,稱兩年前有前成員遭到監督、教練及部分隊員的暴力和辱罵,這則消息同樣被廣泛傳播。
学校は1回戦に勝った直後にこれについての見解を発表し、去年3月に元部員から被害の申告を受けて2度にわたって調査したものの指摘された事項は確認できず、外部の弁護士などで作る第三者委員会で調査を進めている事案だと明らかにしました。
學校在第一輪比賽勝出後立即就此事發表了看法,表示去年三月接到前社員的受害申訴後,曾兩度進行調查,但未能確認被指出的事項,目前正由包含外部律師等組成的第三方委員會進行調查。
SNS上では部員の顔写真や実名などさまざまな情報が拡散し、広陵高校を運営する学校法人は9日に緊急の理事会を開いて2回戦を前に大会出場を辞退することを決め、10日、堀正和校長が記者会見して出場辞退を明らかにしました。
在社群網站上,部員的臉部照片和真實姓名等各種資訊被廣泛傳播,經營廣陵高中的學校法人於9日緊急召開理事會,決定在第二輪比賽前退出比賽。10日,校長堀正和召開記者會,正式宣布退出比賽。
その後も野球部をめぐる週刊誌の記事などが相次ぎ、高校は16日ことし1月に起き3月に高野連から厳重注意を受けたと公表した、部員間の暴力を伴う不適切な行為について再調査を予定していることを表明し、指導体制の抜本的な見直しを検討していることを明らかにしていました。
隨後,關於棒球部的週刊雜誌報導接連不斷,高中於16日公開表示,對於今年1月發生、3月受到日本高中棒球聯盟嚴重警告的、部員間涉及暴力的不當行為,將進行重新調查,並透露正在考慮徹底檢討指導體制。
警察 情報提供受けて捜査
警察は、広陵高校の野球部を巡る事案の情報提供を受けて捜査を始めています。
警方收到情報後已開始調查,正在針對廣陵高中的棒球部相關案件進行調查。
捜査関係者によりますと、ことし1月に当時1年生の部員が暴力を伴う行為などを受けたとされることについて6月に被害届を受理し、関係者から話を聴くなど捜査を進めているということです。
根據調查相關人員表示,關於今年1月當時一年級社員遭受伴隨暴力的行為等一事,警方已於6月受理被害報案,並正向相關人員詢問情況等,持續展開調查。
また、2年前に元部員が暴力や暴言を受けたとされる事案についても把握しているということです。
此外,也表示已掌握到兩年前前社員遭受暴力和辱罵的事件。