都市部や
空港内で
低料金のカプセル
ホテルを
運営していた
東京の
会社が、
東京地方裁判所に
破産手続きの
開始を
申し立てました。
新型コロナウイルスの
感染拡大で
休業を
余儀なくされ、
資金繰りのめどがつかなくなったということです。
破産手続きの開始を申し立てたのは、東京や大阪など都市部を中心に低料金のカプセルホテルなどを運営していた「ファーストキャビン」と4つのグループ会社です。
会社や代理人の弁護士によりますと、「ファーストキャビン」は全国で26の施設を運営し、最近では関西空港や羽田空港など空港内に開業して利用客を伸ばしていました。
しかし、同業他社との競争で厳しい経営環境が続いていたことに加え、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、ホテルなどの休業を余儀なくされ、資金繰りのめどがつかなくなったということです。
このため、グループの4社とともに東京地方裁判所に破産手続きの開始を申し立てました。
負債総額は合わせて37億円に上る見通しだということです。
今月に入って2つの施設が営業を終了し、会社直営の5つの施設も今後、営業を終えるということです。そのほかの施設はフランチャイズ契約で、オーナーが営業を続けるかどうかを決めることになるとしています。