日本新聞: 「状況変わらないと宣言解除の判断は難しい」専門家

「状況じょうきょう変かわらないと宣言せんげん解除かいじょの判断はんだんは難むずかしい」専門せんもん家か

Apr 26, 2020 17:04

Furigana

緊急きんきゅう事態じたい宣言せんげんの期限きげんとなっている来月らいげつ６ろく日にち以降いこうの見通みとおしについて、日本にっぽん感染かんせん症しょう学会がっかいの理事りじ長ちょうで東邦とうほう大学だいがくの舘田たてだ一博かずひろ教授きょうじゅは「現時点げんじてんではっきりしたことは言いえないが、感染かんせん者しゃ数すうが増減ぞうげんを繰り返くりかえしながらほぼ横よこばいで推移すいいする現在げんざいの状況じょうきょうが続つづくのであれば、依然いぜんとして急激きゅうげきに大幅おおはばな増加ぞうかに転てんじるおそれがある」と指摘してきしました。そのうえで「これから来月らいげつ６ろく日にちまでの期間きかんが、今後こんごを占うらなう非常ひじょうに重要じゅうような時期じきになるはずだ。状況じょうきょうが変かわらなければ、解除かいじょという判断はんだんは難むずかしいと考かんがえられる」と話はなしていました。また、今後こんごについては「仮かりに延長えんちょうするとなると、感染かんせん状況じょうきょうの動向どうこうを判断はんだんするためにも１いちか月かげつ単位たんいで検討けんとうせざるをえないのではないか。解除かいじょするには、１いち週間しゅうかんから２に週間しゅうかんほど感染かんせん者しゃ数すうが減へり続つづけて明あきらかな減少げんしょう傾向けいこうが見みられることに加くわえて、重症じゅうしょうの患者かんじゃなどが徐々じょじょに減へって満まん床ゆかに近ちかい医療いりょう機関きかんに余裕よゆうが出でてくることなどが必要ひつようだ」としました。

そのうえで、舘田たてだ教授きょうじゅは「例たとえば都市とし部ぶで感染かんせん者しゃ数すうが多おおく、地方ちほうが少すくないからといって地方ちほうだけ緩ゆるめてしまうと、人ひとの移動いどうによりウイルスが広ひろがってしまうリスクが高たかくなってしまう。社会しゃかいの負担ふたんとの兼ね合かねあいを検討けんとうしながら、持続じぞく可能かのうで賢かしこい方法ほうほうを慎重しんちょうに見極みきわめていく必要ひつようがある」と話はなしています。

「状況じょうきょう変かわらないと宣言せんげん解除かいじょの判断はんだんは難むずかしい」専門せんもん家か

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