こどもの
日の
5日、
小学生が
自分の
いちばん好きな
本を
選ぶ「こどもの
本総選挙」の
投票結果が
発表され、さまざまな
生き物の
不可解な
生態を
紹介する「ざんねんないきもの
事典」が、
前回に
続いて
2連覇を
果たしました。「こどもの
本総選挙」は、
全国の
小学生が
自分が
いちばん好きな
本を
投票で
選ぶ催しで、
2回目と
なる今回は、
おととし行われた
前回の
倍以上となる25
万票余りが
集まりました。
新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため発表会は中止となり、5日、上位10作品を紹介する映像が動画投稿サイトで配信されました。
1位になったのは、ゴリラは知能が発達しすぎておなかが弱いことや、カバの肌が弱いことなど、さまざまな生き物の「残念」にも思える不可解な生態を紹介する「ざんねんないきもの事典」で、前回に続いて2連覇を果たしました。この事典はシリーズ累計の発行部数が350万部を突破し、今回の総選挙では上位10作品の中に4作品が入りました。
この本に投票した小学5年の男の子は「どの生き物も精いっぱい生きているんだなと実感しました」と話し、本を監修した今泉忠明さんは「これからも動物のおもしろいことを探し、皆さんに新しい楽しいことを紹介したい」などとメッセージを寄せました。
2位は「あるかしら書店」、3位は「りんごかもしれない」で、絵本作家のヨシタケシンスケさんの作品が並びました。
総選挙のアンバサダーを務めた、お笑い芸人で作家の又吉直樹さんは、「自分が好きな本だけでなく他人が好きな本も読んでみるなどして、おもしろい本を探していってほしい」と呼びかけていました。