日本新闻: 北朝鮮短距離ミサイル発射韓国軍が発表

北朝鮮きたちょうせん短距離たんきょりミサイル発射はっしゃ韓国かんこく軍ぐんが発表はっぴょう

May 4, 2019 10:05

Furigana

韓国かんこく軍ぐんによりますと、北朝鮮きたちょうせんは４よん日にち午前ごぜん、東部とうぶから短距離たんきょりミサイルを発射はっしゃし、韓国かんこく軍ぐんはアメリカ軍ぐんとともに詳くわしい情報じょうほうの収集しゅうしゅうを急いそいでいます。韓国かんこく軍ぐんの合同ごうどう参謀さんぼう本部ほんぶによりますと、４よん日にち午前ごぜん９きゅう時じ６ろく分ふんごろ、北朝鮮きたちょうせんが東部とうぶのウォンサン（元山もとやま）から東ひがしに向むけて短距離たんきょりミサイルを発射はっしゃしました。

韓国かんこく軍ぐんはアメリカ軍ぐんとともに、発射はっしゃされたミサイルの種類しゅるいや落下らっか位置いちなどの詳くわしい情報じょうほうの収集しゅうしゅうと分析ぶんせきを急いそいでいます。

北朝鮮きたちょうせんはことし２月にがつの２に回かい目めの米べい朝ちょう首脳しゅのう会談かいだんが物別ものわかれに終おわって以降いこう、アメリカ側がわに対にたいして不満ふまんを示しめしつつも、協議きょうぎについては今後こんごも継続けいぞくする意志いしを見みせています。

今回こんかい、北朝鮮きたちょうせんが発射はっしゃしたミサイルについても、弾道だんどうミサイルではないことから、国連こくれん安全あんぜん保障ほしょう理事りじ会かいの制裁せいさい決議けつぎに違反いはんしないよう配慮はいりょしながら制裁せいさいに屈くっしないというメッセージを国内外こくないがいに示しめそうとした可能かのう性せいがあります。

日本にっぽんへのミサイル飛来ひらい確認かくにんされず防衛ぼうえい省しょう

韓国かんこく軍ぐんの合同ごうどう参謀さんぼう本部ほんぶの発表はっぴょうについて、防衛ぼうえい省しょうはこれまでのところ、日本にっぽんの領域りょういきや排他はいた的てき経済けいざい水域すいいきへの弾道だんどうミサイルの飛来ひらいは確認かくにんされておらず、日本にっぽんへの直接ちょくせつの影響えいきょうは確認かくにんされていないとしています。防衛ぼうえい省しょうは今回こんかいの発射はっしゃについて情報じょうほう収集しゅうしゅうを続つづけるとともに、引き続ひきつづき警戒けいかいと監視かんしにあたっています。

アメリカへのけん制けんせいか防衛ぼうえい省しょう幹部かんぶ

防衛ぼうえい省しょう幹部かんぶはＮＨＫえぬえいちけいの取材しゅざいに対にたいし「日本にっぽんに直接ちょくせつ影響えいきょうがあるものではないと考かんがえている。北朝鮮きたちょうせんは、米べい朝ちょう協議きょうぎが停滞ていたいする中なかで、アメリカへの一種いっしゅのけん制けんせいとして今回こんかいの発射はっしゃを行おこなったのではないか」と話はなしています。

別べつの幹部かんぶは「日本にっぽんやアメリカに直接ちょくせつ影響えいきょうする中なか長距離ちょうきょりの弾道だんどうミサイルではないことを考かんがえると、北朝鮮きたちょうせんは米べい朝ちょう協議きょうぎの決裂けつれつを望のぞんでいるわけではないと見みられる。こう着こうちゃく状況じょうきょうを打開だかいしたいという意図いとだろうが、今後こんごも北朝鮮きたちょうせんの動向どうこうを注視ちゅうししたい」と話はなしています。