パナソニックと
トヨタ自動車が、
住宅事業を
統合します。
住宅や
家電、
自動車などをネットでつなぐ
最先端のまち「
スマートシティー」の
開発を、
共同で
手がけることになりました。パナソニックとトヨタは、
共同で
新会社「プライム ライフ テクノロジーズ」を
来年1月に
設立します。
新会社の
傘下にパナソニック ホームズ、トヨタホーム、ミサワホーム
などを
収め、
両社の
住宅事業を
統合します。
新会社では、パナソニックのIoT技術と、トヨタのいわゆるコネクテッドカーの技術を組み合わせて、住宅や家電、自動車などさまざまな機器をネットでつなぐ最先端のまち「スマートシティー」の事業を手がけるとしています。
両社の住宅事業の統合には、人口減少を背景に事業環境が厳しくなる中、競争力の強化を図るねらいもあり、両社によりますと戸建て住宅の分野では業界トップクラスの規模になるとしています。
パナソニック「ゆくゆくは海外も」
パナソニックの北野亮専務は記者会見で、「国内の住宅着工戸数の減少が見込まれるなかで、次のフェーズを考えないと未来はない。そういう危機感を含めて、新会社を設立することになった。先進的なまちづくりの進化を続け、ゆくゆくは海外へも展開していきたい」と述べました。
トヨタ「まちの在り方も大きく変化」
トヨタ自動車の白柳正義執行役員は、「自動運転などテクノロジーの高度化により、まちの在り方も大きく変化する可能性がある。まちづくりにはさまざまなプレイヤーが参入しており、今回の事業の統合はわれわれにとってチャンスになる」と述べました。