日本新闻: 米国防総省“北朝鮮発射の飛しょう体は複数の弾道ミサイル”

米べい国防こくぼう総省そうしょう“北朝鮮きたちょうせん発射はっしゃの飛ひしょう体たいは複数ふくすうの弾道だんどうミサイル”

May 10, 2019 11:05

Furigana

北朝鮮きたちょうせんが９きゅう日にちに再ふたたび発射はっしゃした飛ひしょう体たいについてアメリカ国防こくぼう総省そうしょうは、複数ふくすうの弾道だんどうミサイルだったとする分析ぶんせき結果けっかを明あきらかにしました。国連こくれんの制裁せいさい決議けつぎは北朝鮮きたちょうせんに弾道だんどうミサイル技術ぎじゅつを使つかったあらゆる発射はっしゃを禁きんじており、制裁せいさい決議けつぎに違反いはんする可能かのう性せいがあります。北朝鮮きたちょうせんは９きゅう日にち、今月こんげつ４よん日にちに続つづいて再ふたたび飛ひしょう体たいを発射はっしゃし、米べい韓かん両りょう軍ぐんが詳くわしい分析ぶんせきを進すすめています。

アメリカ国防こくぼう総省そうしょうは９きゅう日にち、声明せいめいを発表はっぴょうし、発射はっしゃされたのは複数ふくすうの弾道だんどうミサイルだとの分析ぶんせき結果けっかを明あきらかにしました。

また、声明せいめいによりますと、ミサイルは北朝鮮きたちょうせん北西ほくせい部ぶから東ひがしに向むかって発射はっしゃされ、300キロ余あまり飛行ひこうしたあと海上かいじょうに落下らっかしたということです。

北朝鮮きたちょうせんは初はじめての米べい朝ちょう首脳しゅのう会談かいだんが調整ちょうせいされていた去年きょねん４月しがつ、核かく実験じっけんとＩＣＢＭ＝大陸たいりく間かん弾道だんどうミサイルの発射はっしゃ実験じっけんを中止ちゅうしすると表明ひょうめいしました。

また、ポンペイオ国務こくむ長官ちょうかんも今月こんげつ４よん日にちに北朝鮮きたちょうせんが飛ひしょう体たいを発射はっしゃしたことを受うけて答こたえたメディアのインタビューに対にたいし、北朝鮮きたちょうせんが中止ちゅうしの対象たいしょうとしているのはアメリカにとって脅威きょういとなるＩＣＢＭとの認識にんしきを示しめしています。

ただ、国連こくれんの制裁せいさい決議けつぎは北朝鮮きたちょうせんに弾道だんどうミサイル技術ぎじゅつを使つかったあらゆる発射はっしゃを禁きんじており、今回こんかい、弾道だんどうミサイルだったとするアメリカ軍ぐんの分析ぶんせき結果けっかが出でたことで制裁せいさい決議けつぎに違反いはんする可能かのう性せいがあります。

官房かんぼう副ふく長官ちょうかん「米べい韓かんと連携れんけいしさらなる情報じょうほう分析ぶんせきに全力ぜんりょく」

西村にしむら官房かんぼう副ふく長官ちょうかんは閣議かくぎのあとの記者きしゃ会見かいけんで「アメリカの発表はっぴょうは承知しょうちしているが現在げんざい、アメリカ、韓国かんこくと緊密きんみつに連携れんけいしながらさらなる分析ぶんせきを行おこなっているところだ。いずれにせよ、わが国わがくに領域りょういきや排他はいた的てき経済けいざい水域すいいきへの弾道だんどうミサイルの飛来ひらいは確認かくにんされておらず、現時点げんじてんでわが国わがくにの安全あんぜん保障ほしょうに直ただちに影響えいきょうを与あたえるような事態じたいは確認かくにんされていない」と述のべました。

そのうえで西村にしむら副ふく長官ちょうかんは「訪米ほうべい中ちゅうの菅かん官房かんぼう長官ちょうかんは、ポンペイオ国務こくむ長官ちょうかんやシャナハン国防こくぼう長官ちょうかん代行だいこうと会談かいだんし、北朝鮮きたちょうせんが今月こんげつ４よん日にちに続つづいてきのうも飛ひしょう体たいを発射はっしゃしたことを踏ふまえ、引き続ひきつづき日にち米べいのあらゆるレベルで緊密きんみつに連携れんけいしていくことを確認かくにんしたところだ。わが国わがくにとしては北朝鮮きたちょうせんの軍事ぐんじ動向どうこうについて、引き続ひきつづき、アメリカ、韓国かんこくとも緊密きんみつに連携れんけいしながら、さらなる情報じょうほうの分析ぶんせきや警戒けいかい監視かんしに全力ぜんりょくを挙あげていく」と述のべました。