静岡県伊豆半島の
沖合で
不審な
船が
見つかり、1000
キロ近く(
末端価格で
およそ600
億円分)の
覚醒剤が
押収されました。
国内で
1度に
押収された
覚醒剤としては
過去最多で、
警視庁などは
中国人7人を
逮捕するとともに
国際的な
薬物の
密売グループが
関わっているとみて
捜査しています。
3日夜、
静岡県南伊豆町の
沖合で
不審な
船が
見つかり、
その後、
警視庁や
海上保安庁などが
船の
中を
調べたところ、
袋に
入れられた
大量の
覚醒剤が
発見されました。
警視庁によりますと、押収された覚醒剤は1000キロ近くで、末端価格でおよそ600億円分にのぼり、国内で1度に押収された覚醒剤としてはこれまでで最も多いということです。
警視庁などは営利目的で覚醒剤を所持したとして現場にいた林境陞容疑者(35)ら中国人7人を逮捕しました。
末端価格が高い日本で売りさばくために香港から密輸したとみて、詳しいいきさつを調べるとともに、国際的な薬物の密売グループや暴力団関係者が関わっているとみて捜査しています。
警視庁によりますと、調べに対して7人はいずれも「知らない」などと供述し、容疑を否認しているということです。