Japanese News: 大阪附属池田小事件から18年遺族や児童ら追悼の集い

大阪おおさか附属ふぞく池田いけだ小しょう事件じけんから18年ねん遺族いぞくや児童じどうら追悼ついとうの集つどい

Jun 8, 2019 12:06

Furigana

大阪おおさか池田いけだ市しの大阪おおさか教育きょういく大学だいがく附属ふぞく池田いけだ小学校しょうがっこうで８はち人にんの児童じどうが殺害さつがいされた事件じけんから８はち日にちで18年ねんとなり、学校がっこうでは追悼ついとうの集つどいが開ひらかれました。大阪おおさか教育きょういく大学だいがく附属ふぞく池田いけだ小学校しょうがっこうでは18年ねん前まえの平成へいせい13年ねん６月ろくがつ８はち日にち、刃物はものを持もった男おとこが侵入しんにゅうして児童じどう８はち人にんが殺害さつがいされ、教師きょうしを含ふくむ15人にんがけがをしました。

８はち日にち、学校がっこうでは遺族いぞくや児童じどう、保護ほご者しゃ、それに教職きょうしょく員いんなどおよそ1400人にんが出席しゅっせきして追悼ついとうの集つどいが開ひらかれ、はじめに亡なくなった児童じどう８はち人にんを悼いたんで鐘かねが鳴ならされ、全員ぜんいんで黙もくとうしました。

そして、佐々木ささき靖やすし校長こうちょうが「18年ねんの月日つきひが流ながれても、あの日ひの騒然そうぜんとした風景ふうけいを忘わすれることはできません。学校がっこうが安全あんぜんで安心あんしんできる場所ばしょであるように、これからも努力どりょくを続つづけます」と述のべました。

このあと、児童じどうを代表だいひょうして６ろく年生ねんせい３さん人にんが「安心あんしん、安全あんぜんな学校がっこうや社会しゃかいを作つくろうという先輩せんぱい方かたの思おもいを刻きざむとともに、この受け継うけついできた思おもいをさらにこれからも伝つたえ続つづけていくことを誓ちかいます」と述のべました。

学校がっこうの前まえには献花けんか台だいが設もうけられていて、朝あさから次々つぎつぎに人ひとが訪おとずれ、花はなを手向たむけたり手てを合あわせたりしていました。

先月せんげつには、川崎かわさき市しでスクールバスを待まっていた小学生しょうがくせいらが包丁ほうちょうで刺さされ、20人にんが死傷ししょうする事件じけんが起おき、子こどもの安全あんぜん対策たいさくを強化きょうかする動うごきが広ひろがっています。

集つどいの後のち、佐々木ささき校長こうちょうは、報道陣ほうどうじんから川崎かわさきの事件じけんの受け止うけとめを問とわれ「附属ふぞく池田いけだ小しょうの事件じけんでは終おわらなかったという気持きもちが大おおきい。加害かがい者しゃをつくらないためにどうすればいいかということを、学校がっこうだけではなく社会しゃかい全体ぜんたいで考かんがえていかなければならないと思おもう」と話はなしていました。