陸上の
全米大学選手権、
男子100
メートルで
9秒97の
日本記録を
出したサニブラウン
選手。「
スタートから60
mまではよかったと
思うが、
そこから
少し歩幅が
長くなってしまった。
その部分をまとめられたら
もうちょっと良いタイムが
出たと
思う」と
レースを
振り返りました。そのうえで「
このハイレベルの
中でいい
走りができた
し、
課題も
見つけられたので
本当にいい
内容だった。
日本新記録は
あまり実感はないが、
今後も
まだ速いタイムは
出ると
思うので、
その都度更新していきたい」と
力強く
話していました。
また、大会全体を振り返って「日本ではこういう経験はめったにできないのでアメリカに来てよかったし、ハイレベルのレースがすごく楽しい。今後も日本選手権、世界選手権とハイレベルな試合が続くと思うので、1試合1試合楽しんでいきたい」と充実した表情で話していました。
コーチ「成長を誇りに思う」
フロリダ大学で、サニブラウン選手を指導しているマイク・ホロウェイコーチは、日本新記録をマークした100メートルのレースについて「きょうの走りは平均的で特筆するものではなかった。焦って体を早く起こしすぎたので、あと2、3歩我慢できていたらさらにいいタイムが出ただろう」と分析しました。
そのうえで、「彼は今大会本当によく頑張ったし、ケガから1年で日本新記録を出すほど成長したことは私も誇りに思う。まだ若く、発展途上の選手なのでさらに記録を伸ばすことを期待している」と話し笑顔を見せていました。