アメリカの
トランプ大統領が、みずからのツイッターのアカウントで、
自分に
批判的な
人がコメントを
書き込むのをブロックしていることをめぐり、アメリカの
連邦控訴裁判所は、
憲法違反だとする
原告側の
訴えを
認めました。
この裁判は、
アメリカの
コロンビア大学の
研究所が、
トランプ大統領を
相手取って
起こしたもので、
大統領がツイッターのアカウントで
自分に
批判的な
人が
書き込みができないようにブロックしていることは、
表現の
自由を
保障した
憲法に
違反するとして、ブロック
機能を
解除するよう
求めています。
ニューヨーク州にある連邦控訴裁判所は9日、「公職にある人が公務同然に使用しているツイッターアカウントから、反対意見を持つ人を排除することは憲法上認められない」として、原告側の主張を認めました。
この裁判をめぐっては、ことし1月に連邦地方裁判所で原告の訴えを支持する判決が出されており、今回、高等裁判所にあたる控訴裁判所で1審の判決が改めて支持された形です。
トランプ大統領は、ツイッターでみずからの考えを述べたり政敵を批判したりする「ツイッター大統領」として知られており、来年の大統領選挙に向けソーシャルメディアでの戦いが一層加熱するとみられているだけに、今回の裁判所の判断が選挙戦にどのような影響を与えるのか注目されています。