27日正午すぎ、鳥取市河原町の標高334メートルの霊石山で、2機のハンググライダーが空中で衝突し、山頂からおよそ100メートルの斜面に墜落しました。
警察によりますと、このうち、操縦していた鳥取市の大学生、小松ひなさん(21)が全身を強く打ってヘリコプターで市内の病院に搬送され、意識不明の重体となっています。
また、別のハンググライダーを操縦していた滋賀県の46歳の女性も病院に搬送され、消防によりますと搬送する際、意識はあり目立った外傷は見られなかったということです。
現場の霊石山では27日までの2日間、ハンググライダーなどの愛好家が集まってイベントが開かれ、警察によりますと、衝突当時、複数の機体が飛んでいたということです。
鳥取地方気象台によりますと、市内は当時、強い風は観測されていなかったということで、警察はイベントの主催者から話を聴くなどして詳しい状況を調べています。