先月以降、養鶏場で鳥インフルエンザが確認されたのはこれで西日本の10の県となりました。滋賀県によりますと、12日、東近江市の養鶏場でニワトリが相次いで死んでいるのが見つかり、簡易検査で鳥インフルエンザウイルスの陽性反応が出ました。
滋賀県が対策本部を設置し遺伝子検査を行ったところ、13日未明「H5型」の鳥インフルエンザウイルスが検出されたということです。
これを受けて、滋賀県はこの養鶏場のニワトリおよそ1万1000羽の処分を午前6時前から始めました。
また、この養鶏場を中心に半径3キロ以内をニワトリや卵の移動を禁止する「移動制限区域」に、半径10キロ以内をその地域からの出荷を原則禁止する「搬出制限区域」に指定しました。
鳥インフルエンザは先月以降、香川県や宮崎県をはじめ、近畿や中国、四国、それに九州の各地の養鶏場で発生し、確認されたのは今回の滋賀県で10の県となりました。