日本新聞: 軽症でホテル療養中死亡死因はコロナによる急性気管支肺炎

軽症けいしょうでホテル療養りょうよう中ちゅう死亡しぼう死因しいんはコロナによる急性きゅうせい気管支きかんし肺炎はいえん

Dec 12, 2020 21:12

Furigana

新型しんがたコロナウイルスに感染かんせんし、神奈川かながわ県けんが用意よういしたホテルで療養りょうよう中ちゅうに死亡しぼうした50代だいの男性だんせいについて、県けんは、死因しいんは新型しんがたコロナウイルスによる急性きゅうせい気管支きかんし肺炎はいえんだったと発表はっぴょうしました。神奈川かながわ県けんでは、新型しんがたコロナウイルスに感染かんせんし、今月こんげつ9日にちから県けんが用意よういしたホテルで療養りょうようしていた50代だいの男性だんせいが11日にち、死亡しぼうしました。

男性だんせいは軽症けいしょうと診断しんだんされていましたが、11日にちは、午後ごご3時じに行いっている無料むりょう通信つうしんアプリでの健康けんこう観察かんさつに回答かいとうがなかったということです。

その後そのごも電話でんわがつながらず、午後ごご8時じ前まえに看護かんご師しなどが部屋へやを訪おとずれ、倒たおれている男性だんせいを見みつけました。

県けんによりますと死因しいんは、新型しんがたコロナウイルスによる急性きゅうせい気管支きかんし肺炎はいえんだったということです。

男性だんせいは当初とうしょから血液けつえき中ちゅうの酸素さんそ濃度のうどが低ひくいことがあり、11日にちの午前ごぜん中ちゅうも86％と、医師いしの診察しんさつが必要ひつような数値すうちでしたが、本人ほんにんが息苦いきぐるしさはないと話はなしたことなどから経過けいか観察かんさつとし、診察しんさつは行おこなわなかったということです。

また県けんは、看護かんご師しなどが部屋へやを訪たずねるまでに時間じかんがかかったことについて「重おもく受け止うけとめている」としています。

県けんは今後こんご、療養りょうようしている人ひとの酸素さんそ濃度のうどが低ひくくなった場合ばあいは、直ただちに医師いしに報告ほうこくするほか、連絡れんらくがとれなくなった場合ばあいは速すみやかに部屋へやを訪問ほうもんするとしています。

神奈川かながわ県けん医療いりょう危機きき対策たいさく本部ほんぶ室しつの篠原しのはら仙せん一室いっしつ長ちょうは「軽症けいしょうだと思い込おもいこまず、速すみやかに安否あんぴ確認かくにんをする必要ひつようがあった。有識者ゆうしきしゃから意見いけんを聞きくなどして、再発さいはつ防止ぼうしのための改善かいぜん策さくを取とりまとめたい」と話はなしていました。