アップルの株価は1月30日の市場でほぼ2%下落した。これは、香港のTFインターナショナル・セキュリティーズのアナリストが、2024年のiPhone出荷台数が前年比で最大15%減少し、アップルが競合の携帯電話ブランドの中で特に大きな落ち込みを経験する可能性があると予測したためだ。
アップル株は30日に18804ドルで取引を終え、1月24日以降で一貫した下落を続けている。ハイテク株が多いナスダックは同日、08%弱下落したがアップル株の下げ幅はそれを上回る19%だった。
彼はまた、折りたたみ式スマホの人気の高まりと並んで、中国メーカーのファーウェイが市場に復帰したこともアップルの出荷台数減少の一因になると主張している。
さらに、iPhoneの新型モデルで大幅な刷新が行われないことも、少なくとも2025年までは、アップルの出荷の勢いに水を差すことになるだろうとクオのレポートは述べている。
アップルは2月1日に第4四半期決算の発表を予定しており、CNBCによるとアナリストは前年同期比0.6%増の1179億ドル(約17兆3000億円)の売上高を予想している。
マイクロソフトの時価総額は、11日の市場でアップルを抜き、2年強ぶりに首位を奪還した。アップルの時価総額は現状で約2兆9000億ドルで、マイクロソフトはそれよりも高い3兆ドル台を維持し続けている。