今月12日、新聞配達中の52歳の男性がヒグマに襲われて死亡した北海道福島町では、18日、オスのヒグマ1頭が駆除され、道はDNA鑑定の結果、男性を襲ったクマだと断定しました。
さらに、このヒグマは4年前に町内の70代の女性を死亡させたクマだったことも明らかになっています。
人を襲ったヒグマが駆除されたことを受けて、道は初めて出していた「ヒグマ警報」を解除しましたが、町はほかにも市街地に出てくるヒグマがいるおそれがあるとして、パトロールを継続するとともに、草刈りや、監視カメラの設置などの対策を進めることにしています。
また、今回の被害を受けて、町は管理する一部の施設を閉鎖していますが、状況を見ながら再開を検討するとともに、延期されているイベントについては主催者に開催の可否を判断してもらうとしています。
そして、市街地でゴミが相次いでヒグマに荒らされていたとみられることから、引き続き住民に対してゴミ出しのルールの徹底を呼びかけていくことにしています。