日本新闻: 「サル痘」感染国内でことしに入り増加 “医療機関へ相談を”

「サル痘」感染かんせん国内こくないでことしに入はいり増加ぞうか “医療いりょう機関きかんへ相談そうだんを”

Apr 8, 2023 05:04

Furigana

去年きょねん、欧米おうべいを中心ちゅうしんに流行りゅうこうした「サル痘」の感染かんせんが、ことしに入はいって国内こくないで増加ぞうかしていて、厚生こうせい労働ろうどう省しょうは「発疹はっしんなど感染かんせんが疑うたがわれる症状しょうじょうがある人ひとは医療いりょう機関きかんに相談そうだんしてほしい」と呼よびかけています。

「サル痘」は感染かんせんすると発熱はつねつや発疹はっしんなどの症状しょうじょうがあらわれる、ウイルス性せいの感染かんせん症しょうです。

WHO＝世界せかい保健ほけん機関きかんによりますと、去年きょねん1月つきから4月つき4日にちまでに、欧米おうべいを中心ちゅうしんに世界せかいで8万まん6000人にん余あまりが感染かんせんし112人にんが死亡しぼうしていますが、現在げんざいはピーク時じに比くらべると感染かんせんは大幅おおはばに減へっています。

一方いっぽう、国内こくないでは、去年きょねんは7月つきから合あわせて8人にんの感染かんせんが確認かくにんされましたが、ことしは4月つき7日にちまでに88人にんの感染かんせんが確認かくにんされています。

海外かいがい渡航とこう歴れきがない人ひとの感染かんせんが増加ぞうかしているということで、厚生こうせい労働ろうどう省しょうは「国内こくないで感染かんせんが拡大かくだいしている状況じょうきょう」としています。

サル痘は多おおくの場合ばあい、数すう週間しゅうかんで症状しょうじょうがおさまりますが、健康けんこう状態じょうたいなどによっては重症じゅうしょう化かすることもあります。

感染かんせんした人ひとや動物どうぶつの体液たいえきや血液けつえきに接触せっしょくした場合ばあいなどに感染かんせんする可能かのう性せいがあり、厚生こうせい労働ろうどう省しょうは「発疹はっしんなど感染かんせんが疑うたがわれる症状しょうじょうがある人ひとは医療いりょう機関きかんに相談そうだんしてほしい」と呼よびかけています。

また、「サル痘」をめぐっては、インターネット上じょうなどで人種じんしゅ差別さべつ的てきな表現ひょうげんが見みられたことなどから、WHOは新あらたな名称めいしょうを使つかうことを推奨すいしょうしていて、厚生こうせい労働ろうどう省しょうは今後こんご国内こくないでの名称めいしょうを「エムポックス」に変更へんこうすることにしています。