日本新闻: 【随時更新】ロシアウクライナに軍事侵攻（8日の動き）

【随時ずいじ更新こうしん】ロシアウクライナに軍事ぐんじ侵攻しんこう（8日にちの動うごき）

Apr 8, 2023 07:04

Furigana

ロシアによるウクライナに対にたいする軍事ぐんじ侵攻しんこうが続つづいています。

ウクライナの各地かくちでロシア軍ぐんとウクライナ軍ぐんが戦闘せんとうを続つづけていて、大勢たいせいの市民しみんが国外こくがいへ避難ひなんしています。戦闘せんとうの状況じょうきょうや関係かんけい各国かっこくの外交がいこうなど、ウクライナ情勢じょうせいをめぐる8日にち（日本にっぽん時間じかん）の動うごきを随時ずいじ更新こうしんでお伝おつたえします。

（日本にっぽんとウクライナ、ロシアのモスクワとは6時間じかんの時差じさがあります）

“ロシア兵士へいしは投降とうこうを” ホットラインへの相談そうだん月別つきべつで最多さいたに

ウクライナ国防こくぼう省しょうなどがロシアの兵士へいしに投降とうこうを呼よびかけるために設もうけたホットラインへの相談そうだんが、先月せんげつ、3000件けんを超こえ、月別つきべつで最もっとも多おおくなったと、運営うんえい組織そしきが7日にち、SNSで発表はっぴょうしました。

それによりますと、電話でんわやSNSによるホットラインにロシアの兵士へいしなどから寄よせられた投降とうこうの相談そうだんは、先月せんげつは3017件けんに上のぼり、取り組とりくみを始はじめた去年きょねん9月つきからは合計ごうけいで1万まん2889件けんになったということです。

投降とうこうの相談そうだんが増ふえていることについて、ホットラインの広報こうほう担当たんとう者しゃは地元じもとメディアに対にたいし「予想よそうされているウクライナ軍ぐんの攻勢こうせいのほか、ロシア軍ぐんの死傷ししょう者しゃの増加ぞうかを受うけたものだ」との見方みかたを示しめしています。

“ウクライナ軍事ぐんじ支援しえんの機密きみつ文書ぶんしょ SNSで拡散かくさん”米べい国防こくぼう総省そうしょうも調査ちょうさ

「ニューヨーク・タイムズ」が複数ふくすうのバイデン政権せいけん高官こうかんの話はなしとして伝つたえたところによりますと、今週こんしゅう、SNSのツイッターやテレグラムに、ウクライナへのアメリカやNATO＝北大ほくだい西洋せいよう条約じょうやく機構きこうの軍事ぐんじ支援しえんに関にかんする機密きみつ文書ぶんしょが投稿とうこうされ、拡散かくさんしているということです。

この中なかには、武器ぶきの供与きょうよ計画けいかくや戦闘せんとう地域ちいきでのウクライナ軍ぐんの戦力せんりょくのほか、高こう機動きどうロケット砲ほうシステム＝ハイマースに使つかわれるロケット弾だんの消費しょうひペースなどの情報じょうほうも含ふくまれているとしています。

情報じょうほうは3月つき1日にち時点じてんのもので、ウクライナ軍ぐんが計画けいかくしているとされる大だい規模きぼな反転はんてん攻勢こうせいについての戦術せんじゅつなどは含ふくまれていないということです。

投稿とうこうされた機密きみつ文書ぶんしょの中なかには、ロシア軍ぐんの死者ししゃ数すうも含ふくまれていたということですが、この部分ぶぶんは大幅おおはばに少すくなく書き換かきかえられていて、専門せんもん家かは、ロシア政府せいふがみずからを有利ゆうりに見みせるよう意図いと的てきに修正しゅうせいし、情報じょうほう戦せんに利用りようしている可能かのう性せいがあると指摘してきしています。

アメリカ国防こくぼう総省そうしょうのシン副ふく報道ほうどう官かんは、NHKの取材しゅざいに対にたいし「報道ほうどうは把握はあくしており、現在げんざい、調査ちょうさを進すすめている」とコメントしています。

東部とうぶバフムト攻防こうぼうが一層いっそう激化げきかか

ロシア軍ぐんは、東部とうぶドネツク州しゅうでウクライナ側がわの拠点きょてんの1つ、バフムトの掌握しょうあくをねらい、攻撃こうげきを続つづけています。

戦況せんきょうについて、イギリス国防省こくぼうしょうは7日にち、「ロシア軍ぐんは、ここ数すう日にちの戦闘せんとうで勢いきおいを取り戻とりもどしている。街まちの中心ちゅうしん部ぶまで到達とうたつし、西側にしがわにあるウクライナの主要しゅような供給きょうきゅう路ろが深刻しんこくな脅威きょういにさらされている可能かのう性せいがある」との分析ぶんせきを示しめしました。

これについて、ウクライナ軍ぐんの東部とうぶ方面ほうめん部隊ぶたいの報道ほうどう官かんは、ロイター通信ろいた-つうしんに「状況じょうきょうは厳きびしくなっている」と認みとめながら、「敵てきは深刻しんこくな被害ひがいを受うけており、戦略せんりゃく的てきな成功せいこうには至いたっていない」として、持もちこたえているという認識にんしきを示しめし、攻防こうぼうが一層いっそう激はげしさを増ますことも予想よそうされます。

これに関連かんれんして、ウクライナのゼレンスキー大統領だいとうりょうは5日にち、記者きしゃ会見かいけんでバフムトの戦況せんきょうについて、「包囲ほういされて兵士へいしを失うしなう危険きけんがある場合ばあいは、司令しれい官かんが相応そうおうの正ただしい決断けつだんを下くだすことになる」と述のべ、戦況せんきょうがさらに厳きびしくなれば撤退てったいする可能かのう性せいを示唆しさしたとも受け止うけとめられています。

一方いっぽう、ウクライナ国防省こくぼうしょうの情報じょうほう総局そうきょくは6日にち、SNSに「多おおくの興味深きょうみぶかいことを準備じゅんびしている。昼夜ちゅうやを問とわず敵てきを一掃いっそうするので覚悟かくごせよ」などと投稿とうこうし、大だい規模きぼな反転はんてん攻勢こうせいに向むけた準備じゅんびを進すすめているものとみられます。