世界保健機関は13日、今年1〜7月の世界の麻疹感染者数が昨年同期の3倍近くに増加したと明らかにしました。
はしかのウイルスは感染力が強いものの、2回の予防接種で完全に防ぐことができます。しかし、大衆の間に予防接種に対する反発もあり、WHOは接種率の低さに警鐘を鳴らしてきました。
WHOによると、1〜7月のはしか感染者数は昨年の12万9239人に対し、今年は36万4808人でした。
WHOによれば、世界的に見て、はしか感染が報告される割合は実際の感染者数の約10分の1にとどまることから、今回の感染者数は特に懸念されます。