ことし
5月、
川崎市でスクールバスを
待っていた
小学生ら20
人が
殺傷された
事件で、
警察は
現場で
自殺した51
歳の
男が
小学6年生の
女の子と39
歳の
男性を
刺して
殺害する
などしたとして、
2日、
殺人と
殺人未遂などの
疑いで
書類送検しました。
書類送検されたのは
川崎市麻生区の
岩崎隆一容疑者(51)です。
ことし5月、川崎市多摩区の路上でスクールバスを待っていた小学生と保護者が次々と包丁で刺されるなどし、小学6年生の栗林華子さん(11)と、外務省職員の小山智史さん(39)が死亡したほか、45歳の女性と児童17人が重軽傷を負いました。
警察が事件のあと現場で自殺した岩崎容疑者が事件を起こしたとみて捜査を進めた結果、スクールバスのドライブレコーダーの映像などから、自宅から持ってきた包丁を両手に持って児童らを次々と襲った疑いが強まったということで、警察は2日、岩崎容疑者を殺人と殺人未遂などの疑いで書類送検しました。
これまでの調べによりますと、岩崎容疑者は事件の4日前と6日前に現場付近を訪れ、このうち6日前には現場付近を訪れたあとに、児童が通う小学校の近くを歩く姿も防犯カメラに写っていたということです。
一方、親族への聞き取りなどを進めたものの動機の解明には至らず、捜査は終結しました。