早くも
来年の「おせち
商戦」が
スタートします。
デパートなどのおせち
料理には、ことし10
月の
消費税率引き上げに
伴って
8%の
軽減税率が
導入されるため、
各社とも
需要が
伸びるとみて
品ぞろえの
充実に
力を
入れています。
このうち「
松屋銀座」は、
高級レストランのシェフや
料理人が
提供するおせち
料理の
種類を
増やしました。
このうち、銀座のフランス料理店が提供したおせちは、厳選したキャビアやフォアグラのみそ漬けなど、高級食材がふんだんに使われています。
また、日本橋のフランス料理店が手がけたおせちには、タラバガニの身を野菜やリンゴの酢を一緒にして、ゼリーのように固めたひと品が添えられています。
これらのおせち料理の平均的な価格はおよそ3万5000円と、一般的なものより4割ほど高いということです。
デパートなどで販売されるおせち料理は、ことし10月の消費税率の引き上げに伴って、ほとんどが軽減税率の対象となり税率が8%に据え置かれるため、10%になる外食と比べ需要が伸びると見ています。
松屋の鈴木章浩さんは「例年より重要な商戦になる。高価格帯のおせちを充実させ消費者の期待に応えたい」と話していました。
また、高島屋は肉や刺身を大胆に取り入れたりスイーツだけを詰めたりして、ターゲットを絞り込んだ商品を新たに加えました。
高島屋の山下聡さんは「多様化するお客様のニーズに応えるため、豊富なバリエーションの商品を用意した。少しでも多くの人に興味をもってもらいたい」と話していました。
デパート各社では今月下旬ごろから、店頭やインターネットで予約の受け付けを始める予定です。