日本新聞: 悠仁さまきょう「成年式」に 19歳の誕生日

秋篠宮あきしののみやご夫妻ふさいの長男ちょうなんの悠仁ゆうひとさまは、19じゅうきゅう歳さいの誕生日たんじょうびの6日むいか、「成年せいねん式しき」に臨のぞまれます。

皇室こうしつで男性だんせい皇族こうぞくの成年せいねん式しきが行おこなわれるのは、父親ちちおやの秋篠宮あきしののみやさまの時とき以来いらい40よんじゅう年ねんぶりで、悠仁ゆうひとさまはまず、モーニングコートを着用ちゃくようし、お住すまいの宮邸きゅうていで天皇てんのう陛下へいかの使つかいから冠かんむりを受うけ取とる「冠かんむりを賜たまうの儀ぎ」に臨のぞまれます。

そのあと午前ごぜん10じゅう時じから、皇居こうきょ・宮殿きゅうでんで、未成年みせいねんの装束しょうぞく姿すがたの悠仁ゆうひとさまが、天皇てんのう陛下へいかから贈おくられた冠かんむりを身みにつけられる成年せいねん式しきの中心ちゅうしん的てきな儀式ぎしき「加冠かかんの儀ぎ」が行おこなわれます。

儀式ぎしきを終おえたあとは成年せいねんの装束しょうぞくに着替きがえ、儀装馬車ぎそうばしゃで皇室こうしつの祖先そせんなどをまつる宮中きゅうちゅう三殿さんでんに移動いどうし、拝礼はいれいされます。

午後ごごはえんび服ふく姿すがたとなり、宮殿きゅうでんの「正殿せいでん松まつの間ま」で天皇てんのう皇后こうごう両陛下りょうへいかにあいさつする「朝見ちょうけんの儀ぎ」に臨のぞみ、その後ご「表おもて御座所ぎょざしょ」に移うつり、戦後せんご男性だんせい皇族こうぞくの成年せいねん式しきで授さずけられるのが恒例こうれいとなっている「大勲位菊花大綬章だいくんいきっかだいじゅしょう」という勲章くんしょうの親授式しんじゅしきに臨のぞまれます。

このあと赤坂あかさか御用地ごようちにある上皇じょうこうご夫妻ふさいのお住すまいを訪たずねてあいさつし、夜よるはお身内みうちを招まねいて都内とないのホテルで開ひらかれる、私的してきな祝宴しゅくえんに出席しゅっせきされます。
悠仁ゆうひとさまの成長せいちょうを見守みまもってきた夫妻ふさいは
長野ながの県けんに住すむエリック・マクドナルドさんと直子なおこさん夫妻ふさいは、秋篠宮あきしののみやご一家いっかと静養せいよう先さきでハイキングやスキーをともにし、幼おさないころから悠仁ゆうひとさまの成長せいちょうを見守みまもってきました。

秋篠宮あきしののみやご一家いっかと夫妻ふさいの交流こうりゅうは、悠仁ゆうひとさまが小学生しょうがくせいの時ときに始はじまりました。

知人ちじんが経営けいえいしていたスキーセンターに、秋篠宮あきしののみやご一家いっかが静養せいようで訪たずねられたことがきっかけだったということです。

エリックさんは、悠仁ゆうひとさまの幼おさないころを振ふり返かえり「エネルギーの塊かたまりでした。スキーセンターにいたときは、朝あさ一番いちばんに出でかけたくてしかたがなかったようです。みんなスキーをする悠仁ゆうひとさまに追おいつくのに必死ひっしで、あまりスキーが得意とくいじゃない皇宮こうぐう護衛官ごえいかんがたまに転ころんだりしてすごく楽たのしかったです」と話はなしていました。

直子なおこさんは「ご興味きょうみのあることに関かんしては非常ひじょうに深ふかく掘ほり下さげたいと思おもっていらっしゃる。ふつうはお休やすみは朝寝坊あさねぼうしたいと思おもいますが、悠仁ゆうひとさまは絶対ぜったい寝坊ねぼうせずに自分じぶんで起おきて、朝食ちょうしょくの前まえにトンボをとりに行いかれたりしていました」と話はなしていました。

夫妻ふさいはことし3さん月がつ、悠仁ゆうひとさまが18じゅうはっ歳さいの成年せいねんにあたって初はじめて臨のぞまれた記者会見きしゃかいけんの直後ちょくごにも、ことばを交かわしています。

エリックさんはそのときのやりとりについて「『すごく自信じしんに満みちて見みえたけど、どこからその自信じしんが来きたの』と尋たずねると、悠仁ゆうひとさまは、『すべて書かき出だし、何度なんども何度なんども繰くり返かえし練習れんしゅうした』とおっしゃっていました。実じつは内心ないしんとても緊張きんちょうしていたのだそうです」と振ふり返かえっていました。

悠仁ひさひとさまきょう「成年せいねん式しき」に 19じゅうきゅう歳さいの誕生たんじょう日び

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