みそすり地蔵じぞうはなし

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N4 Sep 7, 2025 07:09 752
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むかしむかし能登半島のとはんとうちいさなむらに、まずしい漁師りょうしいえがありました。どもがたくさんいて、母親ははおや病気びょうきでした。くすりえなくて、毎日まいにち生活せいかつとても大変たいへんでした。
6ろくさいおとこは、総持寺そうじじというてらはたらくことになりました。てら和尚おしょうさんは、おとこりょうねんという名前なまえをつけました。そして味噌みそをすりつぶす仕事しごとをさせました。てらにはなんびゃくにんものそうがいて、たくさん味噌みそ必要ひつようでした。3さんにん小僧こぞう味噌みそをすりつぶす仕事しごとをしていましたが、りょうねん仕事しごとをさせて、あそびにってしまいました。
りょうねんは、1ひとり毎日まいにちやすまないで味噌みそをすりつづけました。りょうねんは、てらある地蔵じぞう世話せわをして、友達ともだちのようにはなしをしました。
ある3さんにん小僧こぞう味噌みそをすっているところにると、りょうねんはいませんでした。らない小僧こぞうが、とてもはや味噌みそをすっていました。どこからたのか、りょうねんはどこにったのか、3さんにんいても、小僧こぞうわらうだけでした。
りょうねんつぎてらかえってきました。地蔵じぞうからだ味噌みそがついていました。3さんにんくと、りょうねん信濃しなの善光寺ぜんこうじってきたといました。地蔵じぞうが「わたし味噌みそをすってあげるから、っておいで」とったので、善光寺ぜんこうじって、母親ははおや病気びょうきなおるようにおねがいしてきたといました。
そのあと、母親ははおや病気びょうきなおりました。りょうねんいえかえることができました。家族かぞくみんな生活せいかつすることができるようになりました。
この地蔵じぞうは「みそすり地蔵じぞう」とばれて、みんな大切たいせつにされました。
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