せいがいふ本物ほんものか?14世紀じゅうよんせいき文書ぶんしょつかる

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N3 Sep 10, 2025 07:09 124
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イエス・キリストのからだつつんだとわれる「聖骸布せいがいふ(せいがいふ)」について、偽物にせものだとかれた一番いちばんふる文書ぶんしょつかりました。これは14世紀じゅうよんせいきのフランスの哲学者てつがくしゃ、ニコル・オレームのほんなかにありました。歴史れきし研究者けんきゅうしゃたちがこの文書ぶんしょ発見はっけんしました。聖骸布せいがいふながやく4,3メートルめーとるぬので、キリストのからだのようなぞうえます。このぬの本物ほんものかどうかは、ながあいだ議論ぎろんされています。あたらしい研究けんきゅうによると、聖骸布せいがいふ偽物にせものだという意見いけんは、いままでかんがえられていたよりもはやくからあったそうです。オレームは1370ねんごろ、「聖骸布せいがいふ教会きょうかいのためにつくられた」といていました。聖骸布せいがいふは1355ねんごろ、フランスのシャンパーニュ地方ちほうあらわれました。すぐに「奇跡きせきぬの」として有名ゆうめいになりましたが、当時とうじ教会きょうかいひとが「これは偽物にせものだ」と発表はっぴょうしました。そのあとも、ほかひとが「芸術家げいじゅつかつくった」といました。1988ねんには、ぬの年代ねんだい調しらべる実験じっけんおこなわれ、13世紀じゅうさんせいきから14世紀じゅうよんせいきぬのだとかりました。いま聖骸布せいがいふはイタリアのトリノ大聖堂だいせいどうにあります。いまでも聖骸布せいがいふ本物ほんものかどうか、いろいろな意見いけんがあります。研究者けんきゅうしゃたちは、もっと調しらべることが大切たいせつだとっています。
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