長崎県を
訪れている
天皇皇后両陛下は14
日、
佐世保市で「
国民文化祭」と「
全国障害者芸術・
文化祭」の
開会式に
臨まれます。
両陛下は長女の愛子さまを伴い、12日から長崎県を訪問していて、13日は午前中長崎市内の養護ホームを訪れて、高齢の被爆者と懇談されました。
愛子さまはそのあと東京に戻られ、両陛下は午後、市内の美術館で、障害がある作家の作品およそ400点を集めた展示会をご覧になり、知的障害がある作家たちとことばを交わされました。
両陛下は13日夜、側近を通して感想を寄せ、養護ホームでの懇談について「私たちと一緒に愛子も熱心に耳を傾けて入所者の方々のお話を伺っており、みなさんが経験された大変な苦難の一端に触れることを通じて、戦争の悲惨さや平和の大切さについて思いを新たにしたものと思います」と述べられました。
両陛下は14日午前、佐世保市の体育文化館を訪れ、小学生から高校生までの地元のダンスチームが、伝統の秋祭り「長崎くんち」をテーマにしたダンスを練習している様子をご覧になります。
午後には市内のホールで開かれる「国民文化祭」と「全国障害者芸術・文化祭」の開会式に臨み、夜には東京に戻られる予定です。