日本新聞: 尾身会長「大会開催ならリスク十分考慮した運営必要」

尾身おみ会長かいちょう「大会たいかい開催かいさいならリスク十じゅう分ふん考慮こうりょした運営うんえい必要ひつよう」

Jun 11, 2021 11:06

Furigana

東京とうきょうオリンピック・パラリンピックをめぐり、政府せいふの分科ぶんか会かいの尾身おみ会長かいちょうは夏休なつやすみやお盆おぼんなどを迎むかえる時期じきに大会たいかいを開催かいさいすれば、人ひとの流ながれが増ふえ、感染かんせんリスクは高たかまるとして、リスクを十分じゅうぶん考慮こうりょした大会たいかい運営うんえいを行おこなう必要ひつようがあるという考かんがえを示しめしました。

11日にちの衆議院しゅうぎいん厚生こうせい労働ろうどう委員いいん会かいで、政府せいふの分科ぶんか会かいの尾身おみ会長かいちょうは「すでに東京とうきょうの人ひと流りゅうは少すこしずつ増ふえており、緊急きんきゅう事態じたい宣言せんげんを解除かいじょすれば、今いままでの経験けいけんからすると、さらに加速かそくする。これから、夏休なつやすみやお盆おぼん、帰省きせいのほか、変異へんい株かぶの影響えいきょうもあり、そのうえでオリンピック・パラリンピックをやれば、感染かんせんのリスクがある」と指摘してきしました。

そのうえで「仮かりに、国くにや組織そしき委員いいん会かいが大会たいかいを開ひらくのであれば、そうしたリスクがあることを十分じゅうぶん認識にんしきしたうえで、人々ひとびとに協力きょうりょくしてもらえる運営うんえいのしかたが重要じゅうようだ。リスクをマネージメントし、大変たいへんなことが起おこらないようにするのが大事だいじだ」と述のべ、リスクを十分じゅうぶん考慮こうりょした大会たいかい運営うんえいを行おこなう必要ひつようがあるという考かんがえを示しめしました。

また、感染かんせんリスクなどに関にかんする見解けんかいを関係かんけい者しゃに伝つたえたいとしていることについて「どういうリスクがあるか、感情かんじょうではなく、客観きゃっかん的てきなリスクを示しめすのが役目やくめであり、それを見みて関係かんけい者しゃに決きめてもらうことが大事だいじだ」と述のべました。

尾身おみ会長かいちょう「大会たいかい開催かいさいならリスク十じゅう分ふん考慮こうりょした運営うんえい必要ひつよう」

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