3回目の接種は、今月から医療従事者を対象に始まり、今月9日までに全国で合わせて3万6450回行われています。
来年3月からは職域接種でも3回目を行う方針で、厚生労働省は13日から実施の申請の受け付けを始めました。
職域接種では、2回目までと同様にモデルナのワクチンを接種する予定で、年内に使用を承認したうえで、早ければ来年2月下旬から配送を始めることにしています。
厚生労働省は、市区町村が行う接種については、2回目から原則8か月以上あととしている時期を、できるだけ前倒しする考えを示していますが、職域接種では前倒しをしない方針です。
また、接種人数は、会場ごとに原則1000人以上としていますが、企業や大学からは「3回目の接種を希望しない人が出てくることも予想され、人数を確保できる見通しが立たない」という声も聞かれていて、1000人を大幅に下回らないかぎりは、申請を受け付ける方向で検討するということです。
職域接種をめぐっては、ことし6月に接種が始まったものの、ワクチンの供給が追いつかず、申請の受け付けを休止する事態になりましたが、厚生労働省は、3回目の接種に必要なワクチンは十分確保できる見込みだとしています。