5
年前の
平成28
年7
月、
相模原市に
ある県立の
知的障害者施設「
津久井やまゆり
園」で、
入所していた
男女19
人が
殺害され、26
人が
重軽傷を
負う事件が
起きました。
事件のあと、現場となった施設では、月命日の26日に献花台が設置されてきましたが、去年12月以降は、新型コロナウイルスの影響で設置が取りやめられています。
あと1か月で事件から5年となる26日、施設の前では、マスク姿の地元の住民や元職員たちが小さな台を持参して花を手向け、犠牲者を悼んでいました。
献花に
訪れた「
津久井やまゆり
園」の
元職員の
原田隆彦さんは「5
年の
大きな節目を
迎えるのを
前に、
今ここに
来て、
花束を
手向けることに
意味が
あると
思う。
この場所は、
鎮魂と
振り返りの
場であって、
ただのモニュメントとして
風化させてはいけない」と
話していました。
現場となった建物はすでに建て替えられ、ことし8月1日からの利用開始を前に、周辺の整備が進められています。
また、これに先立って、来月20日には2年ぶりに追悼式が開かれ、犠牲となった人を悼むモニュメントも公開されます。