アメリカ政府は、
中国との
閣僚級の
貿易交渉を
来週、ワシントンで
行う見通しを
明らかにしました。
トランプ大統領は、
アメリカ産の
農産品を
大量に
購入させることに
強い意欲を
示していますが、
交渉で
進展が
あるのか
注目されています。
関税引き上げの
応酬を
続ける米中両政府は、
来月初めに
閣僚級の
貿易交渉を
行う予定です。
これについて、アメリカのムニューシン財務長官は23日、記者団に対し「中国の劉鶴副首相は来週、ワシントンに来る。協議を楽しみにしている」と述べ、交渉を来週ワシントンで行う見通しを明らかにしました。
一方、先週の次官級の協議のあと、中国の代表団がアメリカの農家への視察を中止したことについて、ムニューシン財務長官は「私たちの要請で視察を遅らせた。すでに中国側は農産品を買い始めている」と述べ、交渉を混乱させないようアメリカ側から要請したものだったと明らかにしました。
ただ、この発言に対して同席していたトランプ大統領が「なぜそんな要請をしたのか。私は彼らに農産品を買ってもらいたいのに」と述べ、今回の判断が大統領に伝わっていなかったとみられる一幕もありました。
トランプ大統領は、アメリカ産の農産品を大量に購入させることに強い意欲を示していますが、来週の交渉で進展があるのか注目されています。