台風15
号による
千葉県内の
農林水産業の
被害は、
農作物や
漁業関係の
被害額が
膨らみ、
過去10
年の
台風による
千葉県内の
被害では
最悪と
なる283
億円に
上ることが
分かりました。
台風15号は、県内各地で40メートルを超える最大瞬間風速を観測するところが相次ぐなど記録的な暴風となり、農林水産業にも大きな被害をもたらしました。
千葉県のまとめによりますと、今月20日の時点で農林水産業の被害の総額は、台風による千葉県内の被害としては過去10年で最悪となる283億6800万円に上るということです。
農作物では、富里市や八街市などのにんじんの被害が最も大きく27億5100万円余り、このほかトマトや梨などにも被害が出て合わせて92億5900万円となっています。
水産関係では、鋸南町や南房総市などで定置網が破れたり養殖していた伊勢えびに被害が出たりするなど、9億3200万円余りに上っています。
被害額は今後も増える見通しで、千葉県は農家や漁業者から直接、必要な支援の聞き取りを進めているほか、復旧のための無利子の貸し付け制度を設けるなど、支援策を拡大する方針です