日本新聞: 宇宙輸送船「こうのとり」ドッキングに成功

宇宙うちゅう輸送ゆそう船せん「こうのとり」ドッキングに成功せいこう

Sep 29, 2019 05:09

Furigana

今月こんげつ25日にちに打ち上うちあげられた日本にっぽんの宇宙うちゅう輸送ゆそう船せん「こうのとり」８はち号機ごうきは、国際こくさい宇宙うちゅうステーションにドッキングし、宇宙うちゅう飛行ひこう士しに物資ぶっしを届とどけることに８はち回かい連続れんぞくで成功せいこうしました。今月こんげつ25日にちに鹿児島かごしま県けんの種子島たねがしま宇宙うちゅうセンターから打ち上うちあげられた、日本にっぽんの宇宙うちゅう輸送ゆそう船せん「こうのとり」８はち号機ごうきは、高度こうど400キロ付近ふきんで地球ちきゅうを周回しゅうかいしている国際こくさい宇宙うちゅうステーションに到着とうちゃくして宇宙うちゅう飛行ひこう士しが操作そうさするロボットアームにキャッチされ、日本にっぽん時間じかんの29日にち午前ごぜん３さん時じ前まえにドッキングに成功せいこうしました。

茨城いばらき県けんつくば市しにあるＪＡじぇいえいＸえっくすＡえい＝宇宙うちゅう航空こうくう研究けんきゅう開発かいはつ機構きこうの管制かんせい室しつでは、およそ40人にんの担当たんとう者しゃが「こうのとり」の姿勢しせいや位置いちを示しめすデータをＮＡＳＡなさ＝アメリカ航空こうくう宇宙うちゅう局きょくに伝つたえ、「こうのとり」がキャッチされると拍手はくしゅするなどして喜よろこんでいました。

「こうのとり」８はち号機ごうきは、全長ぜんちょう10メートル、直径ちょっけい4.4メートルで、国際こくさい宇宙うちゅうステーションに滞在たいざいする宇宙うちゅう飛行ひこう士しの水みずや食料しょくりょうのほか、電気でんきを供給きょうきゅうするバッテリーや大学だいがくが開発かいはつした人工じんこう衛星えいせいなどおよそ5.3トンの物資ぶっしを搭載とうさいしています。

「こうのとり」は10年ねん前まえに１いち号機ごうきの運用うんようが始はじまって以降いこう、国際こくさい宇宙うちゅうステーションに物資ぶっしを届とどけることに８はち回かい連続れんぞくで成功せいこうしたことになります。

ＪＡじぇいえいＸえっくすＡえいの植松うえまつ洋彦ひろひこＨえいちＴＶてれび技術ぎじゅつセンター長ちょうは「10年ねん前まえはトラブルが多おおく運用うんようするのに苦労くろうしましたが、いまでは習熟しゅうじゅく度どが大おおきく上あがりました。後継こうけいとなる新型しんがたの宇宙うちゅう輸送ゆそう船せんの開発かいはつを進すすめていて、土台どだいができた思おもっています」と話はなしていました。