関西電力の
経営幹部らが
福井県高浜町の
元助役から
3億円を
超える不透明な
金品を
受け取っていた
問題で、
元助役の
自宅から
金品の
提供先や
金額などが
詳細に
記された
メモが
見つかっていたことが
関係者への
取材で
分かりました。
メモに
記載されていた
金品は
国税局の
税務調査のあと、
経営幹部らの
自宅などから
見つかったということです。
関西電力は
会長や
社長など合わせて20
人が
関西電力の
原子力発電所がある
高浜町の
森山栄治元助役から
総額3億2000
万円に
上る金品を
受け取っていたことを27
日の
記者会見で
明らかにし、「
返却を
申し出たが
強く
拒絶されるなどしたため
一時的に
個人の
管理下で
保管していた」などと
説明しています。
関係者によりますと、このうち経営幹部ら6人への金品の提供は、金沢国税局の税務調査をきっかけに明らかになりましたが、森山元助役の自宅から金品の提供先や金額などが詳細に記されたメモが見つかっていたことが新たに分かりました。
このメモなどをもとに国税局が調査を進めたところ、関西電力の経営幹部らの自宅などからリストに記載されていた金品が見つかり、その一部は菓子袋などに入ったまま、ほぼ手付かずの状態で保管されていたということです。
関西電力はこれまで金品を受け取った個人名や金額などの詳細を明らかにしておらず、来月2日、岩根茂樹社長らが改めて記者会見し社内調査の内容を公表することにしています。