西アフリカのナイジェリアで、
監禁された19
人の
妊婦と
4人の
乳児が
保護され、
現地警察は
人身売買を
目的とした「
赤ちゃん工場」の
疑いが
あるとして、
監禁していた
女2人を
逮捕して
実態の
解明を
急ぐことにしています。
ナイジェリアの警察によりますと、最大都市ラゴスで先月30日、監禁されていた15歳から28歳までの19人の妊婦と、4人の乳児を保護したということです。
警察に対し女性たちは仕事があるといわれ地方からラゴスに出向いたところ携帯電話などを没収され、複数の男と性的関係を持つよう強制されて妊娠し、生まれた子どもは日本円でおよそ9万円から15万円で売られたと話しているということです。
警察は女性たちが監禁されていた場所が人身売買を目的にした「赤ちゃん工場」の疑いがあるとして、監禁していた女2人を逮捕して実態の解明を急ぐことにしています。
ナイジェリアは石油などの資源を背景に急速に経済成長が進む一方、貧富の格差も広がっていて、望まない妊娠をした女性が闇市場を通じて生まれてきた子どもを売るケースも報告されています。